ママと恋に落ちるまで シーズン7 第19話より:
up for grabs
誰でも(手に入れる)可能性のある、競争の対象となって
バーニーはストリッパーのクインにベタ惚れとなり
ついに二人は同棲を決意。
テッドはロビンが出て行ったあと、
自分もその部屋を引き払い、新しい住まいで心機一転をはかろうとしていた。
二人の同棲にともないクインの部屋が空き部屋になるということで
好条件な物件である彼女の部屋を巡り、テッドとロビンが熾烈な争奪戦を始めるが・・・。
Well, it started out as a joke,
最初は冗談のつもりだったんだけど(クイン)
but the more we talked about it, the more excited we got.
話してるうちどんどん盛り上がってさ。(バーニー)
So, yeah, we are.
だからイエス、彼女と一緒に暮らす。(バーニー)
(中略)
You two realize this means my apartment really is up for grabs, right?
二人とも、つまりこれで私の部屋が本当に空くってことよ。(クイン)
(中略)
They promoted me to on-air talent.
私昇進したの。(ロビン)
(中略)
And I got a big raise, so I’m taking this apartment on Central Park West,
で、給料も大幅アップ、私はセントラルパーク沿いに部屋を見つけた(ロビン)
which means…
ってことで・・・(ロビン)
Quinn’s apartment…
クインの部屋は・・・(テッド)
I already told her you’d take it.
あなたにって言っておいた。(ロビン)
Wow. Thanks.
ありがとう。(テッド)
Yeah.
いいのよ。(ロビン)
Hey, and congrats. You deserve it all.
それにおめでとう。君なら当然だ。(テッド)
it started out as a joke(冗談として始まった)
=「冗談のつもりだった」。
the more~, the more~「~すればするほど」。
the more we talked about it, the more excited we got
(話せば話すほど、自分たちは興奮した)=「話してるうちどんどん盛り上がって」。
そして up for grabs は「誰でも(手に入れる)可能性のある、競争の対象となって」。
grab「さっと掴む、大急ぎで取る、ひっつかむ」、そういう状態に up for「出されて」
=「誰でも(手に入れる)可能性のある、競争の対象となって」。
ブティックなどで Grab sale と書いてあったら
それはワゴンに殺到したお客がセール品をひっつかむ、奪い合う、
そんな出血大バーゲンをやっているよというお知らせです。
ある時5ポンド(約1,000円)くらいで古着の革ジャン、ドレスやバッグが
ジャカジャカ売っているセールにぶち当たって、
現地の女子に交じって狂喜乱舞で買いあさったのは楽しい思い出です。
クインのアパートも条件が良い割に家賃が安いという、皆が欲しがる物件なので
きっとマーケットに出たらつかみ合いの対象になるんでしょう、
そういう手に入れたい同士が奪い合う、そんな様子が grab から連想されます。
それに本当に条件の良い物件は、多分こんな風にマーケットに出る前に
口コミで決まってしまうんでしょうね・・・不動産に関しては顔が広い人ほど得なのかも?
get a big raise「大幅に昇給する」。
折よくロビンが仕事ぶりを認められお給料が上がり、良い物件に住めることになり
クインのアパートはテッドが引き継ぐ事になったようです。
you deserve it(あなたはそれに値する)=「君なら当然だ」。
ここではテッドがロビンの働きぶりを称賛して you deserve it と言っていて
この場合は良い意味で「あなたはそれに値する(昇進は当然だ)」となります。
一方もし日頃サボってばかりの人が、降格処分を受けた場合も you deserve it、
この場合「当然の報いだ、自業自得だ」という意味になり
どちらにしろ「あなたはそれに値する」、それが you deserve it になります。
それにしても家賃の高いNYでセントラルパーク沿い、
そんなエリアに引っ越せるほど収入が上がるなんて羨ましいなあ~。
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