ザ・メンタリスト シーズン7 第5話より:

something is off
何かがおかしい、どこか怪しい、うさん臭い


ある日、FBIの訓練施設でトレーニング中のリズボンの元に
海兵隊大佐・レイモンドが話しかけにやって来るが
その様子を見て、ジェーンは彼がどこか普通でないと感じる。

リズボンが言うには、彼は8ヶ月ほど前に妻を殺されており
ジェーンの感じた違和感はそのせいだろうと言うのだが・・・。

Did you ever have a fling with that guy?
君、前に彼と寝たことある?(ジェーン)

What? Of course not.
えっ? あるわけないでしょ。(リズボン)

Sorry. It’s just strange.
ごめん。 ただ何かがヘンなんだ。(ジェーン)

(中略)

The murder of Colonel Raymond’s wife is closed.
レイモンド大佐の妻殺しの事件は解決してる。(アボット)

(中略)

Aaron Raymond is not just a colonel in the Marines,
彼は海兵隊の大佐というだけでなく、(アボット)

he’s a decorated war hero.
勲章も受けてる英雄だ。(アボット)

And they’ve already arrested a man for the murder.
それに犯人も捕まってる。(アボット)

So, what makes you think that man didn’t commit the crime?
それが冤罪だと?(アボット)

Well, I’m not sure that he didn’t.
今はまだ分からない。(ジェーン)

I’m just saying there’s something off about this Colonel Raymond.
ただあの大佐は、どこか怪しい。(ジェーン)


have a fling with~「~と浮気をする、~と情事にふける」。

colonel「(軍隊の)大佐」。

ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースの colonel ですが
こちらは軍の大佐ではなく、ケンタッキー州に貢献した人に与えられる称号で
名誉大佐、という意味だそうです。

decorate「飾る、(勲章を)授ける」。

what makes you think that man didn’t commit the crime?
(何が彼が罪を犯していないと君に思わせるのか?)=「それが冤罪だと?」。

そして something is off は「何かがおかしい、どこか怪しい、うさん臭い」。

ここでは there’s something off about~
「~にはどこか怪しい点がある」となっています。

例えば付き合っている相手の様子がなーんかヘンな時・・・

There’s something off about him/her.
彼/彼女、なんか変なんだよね。


という感じで、はっきりと指摘出来ないけど、何かがおかしい、違和感を感じる
または胡散臭い、怪しい、そういう感覚を something is off で表せると思います。

戦争の功績により勲章を受けたエリート軍人・レイモンド、
その彼を怪しいから調べたいというジェーン。

現時点では、ジェーンの直感(his instincts)でしかないけども
彼の感覚は正しいことが多いので、こっそり内緒で行う事を条件に、
アボットはしぶしぶ捜査を認めます。


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