ザ・メンタリスト シーズン6 第8話より:

up to one’s neck
~に傾倒する、~にどっぷり浸かる


ジェーンは7人のレッドジョン容疑者から、CBI局長だったバートラムにあたりを付け
CBIは総出で行方不明となった彼の捜索を始めるが
その矢先、FBIがCBIに乗り込んでくる。

そして組織のトップが重犯罪の容疑者であるCBIは解体、
リズボンやジェーンも含め全ての職員は解雇、
さらにリズボンのチームはバートラムと共犯の疑いがあるとみなされ
FBIのアボットから取り調べを受けることとなる。

さらにある日、ジェーンの元にバートラムと思しき人物から連絡が入ったことで
アボットのリズボンたちに対する疑念は増すのだった。

I think your boyfriend is colluding with a dangerous fugitive.
君の彼氏は危険な逃亡者と結託してるんじゃないのか。(アボット)

I think he is up to his neck in this Blake association craziness,
彼はブレイク結社とやらに取りつかれたようだな、(アボット)

and probably you are, too.
それに恐らく君も。(アボット)

I’m not. He’s not.
私も彼も違う。(リズボン)

Jane can’t help who calls him, and he’s not my boyfriend.
ジェーンは発信者を選べないし、私の彼氏でもない。(リズボン)

It’s a damn shame, Teresa.
残念だよ、テレサ。(アボット)

By all accounts, you were a good cop.
君は善良な刑事と評判だったのに。(アボット)

I still am.
今もそうよ。(リズボン)


collude with~「~と結託する、~と共謀する」。

そして up to one’s neck は「~に傾倒する、~にどっぷり浸かる」、
直訳すると「その人の首元まで」ということで、
文字通りドップリ首まで何かに浸かる、ドハマりする、という意味になります。

association「連合、合同、提携、協会、結社」。

文中に出て来る Blake association(ブレイク結社)とは、
バートラムも一員だった政府職員や警官たちの秘密犯罪結社の事で
レッドジョンもこの結社のメンバーであるという設定です。

政府や警察の不祥事をお互いにもみ消しあう、
そして裏で結託して利益を享受し合う、そういう選ばれし者たちの結社のようです。

Jane can’t help who calls him
(ジェーンは電話相手をどうにもできない[選べない])。

I can’t help it(私にはどうしようもない)という感じで
can’t help~ は「~についてはどうする事も出来ない」という意味になります。

またプレスリーの名曲 Can’t help falling in love「好きにならずにいられない」のように
「~せずにはいられない」というのも can’t help ~ing で表せます。

by all accounts「誰からの話でも、どこで聞いても」。

ジェーンのカウチも部下の机も、何もかも撤去され
すっからかんになったオフィスを見て思わず涙ぐむリズボン・・・
それくらいこの仕事に情熱と愛着を持っていたんですね。


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