ザ・メンタリスト シーズン7 第11話より:
go on a wild goose chase
無駄骨を折る、あてずっぽうの探求・調査
デート中の若い男女が車内で射殺され、チョウが率いるFBIチームが捜査に乗り出す。
夜間の森林での事件でもあり、なかなか手がかりが乏しい中、
ある日ガブリエルという男性がやって来て、
特殊能力を持つ彼は、犯行時のヴィジョンが見えたという。
一応、彼自身が犯人の可能性もあるとしてガブリエルの身辺調査を行うと
彼の周囲には、彼の能力を頼りにする人も少なくなく
ワイリー自身も、亡くなった片思いの相手・ヴェガに関するヴィジョンを聞かされる。
チョウやジェーンを含め、誰も彼の話をまともに受け止める者はなかったが
ただ一人、ワイリーだけは彼の話には真実味があると感じる。
You go to Gabriel often?
ガブリエルの所へはよく相談に?(チョウ)
I know how it sounds. It’s crazy, I know.
おかしいと思われるでしょうね。(近所の女性)
But I used to date this guy and Gabriel told me he was married.
でも彼、私の元カレが実は既婚者だったと当てたの。(近所の女性)
He had never met him. He just knew.
会ったこともないのに。(近所の女性)
I don’t believe in psychics.
私は霊能者は信じない。(近所の女性)
But I believe in Gabriel.
でも彼のことは信じる。(近所の女性)
(中略)
He said something about white bones in red clay.
彼が言ったんです、赤土に白骨が包まれてるって。(ワイリー)
Wylie, you know Gabriel is not a real psychic.
ワイリー、彼は本物の霊能者じゃないわ。(リズボン)
I think we should look into this area.
このエリアの調査をした方がいい。(ワイリー)
We can’t go on a wild goose chase because of something Gabriel said.
彼の話だけを根拠に無駄骨は折れない。(リズボン)
I know how it sounds(それがどのように聞こえてるか知っている)
=「変に聞こえるだろう」。
こんな事を言ったらヘンに思われるだろう、それは知っているけどあえて言いたい、
そんな時に、I know how it sounds「ヘンに聞こえるだろうね」と
ワンクッション置くと、相手のショックが和らぐかもしれません(笑)。
psychic「霊能者、超能力者」。
歩いて行ける距離にこんな人がいたら、ついつい相談に通ってしまいそう・・・。
しかしたまに本当にこういう人は居る、と私は思います。
私自身は会った事ないんですが、親戚の知り合いに、
とにかく相談者が絶えないピタリと当てる子供が居ると聞いたことがあります。
その子もガブリエルと同じくヴィジョンが浮かぶタイプの能力らしく
将来の出来事や、亡くなった人の言葉を伝えるとか
お金は取らずに紹介で来た人を観ていたそうです。
ただ成長するにつれ、その能力が失われてしまったようで
今ではヴィジョンを見ることもなく、普通に暮らしているとか。
「7歳までは神のうち」という言葉もあるように
幼子の中にはそういう子もいるんでしょうね。
そして go on a wild goose chase は「無駄骨を折る、あてずっぽうの探求・調査」。
wild goose「野生の鴈(がん)」を追う、という事ですが
鴈というのは捕まえづらい割に、捕まえたところでその価値は低い、
そんなことから「無駄骨を折る、あてずっぽうの探求・調査」となったようです。
でも昨今は、カナダグースの羽毛を使ったジャケットなどは
良いお値段の高級品ですから、この成句が生まれた昔とは事情が違うかもしれませんね。
ヴェガからのメッセージを信じたいワイリーとしては、
彼は本物であって欲しいよね・・・、そうだといいなと思います。
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