ザ・メンタリスト シーズン7 第13話より:

sleight of hand
手先の早業、手品、奇術


リズボンにプロポーズし、彼女との結婚を決めたジェーンは
ジュエリー店に婚約指輪を探しに行く。

するとそこで先客カップルが持ち込んだダイヤの指輪を
偽物とすり替えている店員を発見。

ジェーンは先客カップルが被害に遭うのを防ぐと同時に
彼と有利な取引をする案を思いつく。

FBI. Give them back their ring right now, or I will be forced to shoot you.
FBIだ。 今すぐ彼らに指輪を返せ、でないと撃つぞ。(ジェーン)

Don’t worry. Just kidding.
ご心配なく。 それは冗談。(ジェーン)

(中略)

What’s happening?
何事です?(カップル客)

(中略)

He did a French drop to swap the valuable ring with a cheap replica.
この店員は今フレンチドロップで指輪をすり替えた。(ジェーン)

French drop is a sleight of hand move.
フレンチドロップとは、手品の技です。(ジェーン)

(中略)

So, my crooked friend, today is your lucky day.
さてペテン師君、今日はツイてるな。(ジェーン)

Is it?
どこがです?(店員)

Well, on a normal day you’d be off to the pokey now,
普通の日なら君は警察行きだが、(ジェーン)

but as it happens I’m in the market for a diamond ring.
今日の僕の目当てはダイヤの指輪だ。(ジェーン)

So show me your very best selection, please,
だから選りすぐりのを見せてもらおうか、(ジェーン)

and, sir if I see any glass the cuffs will come out.
もし偽物を混ぜたりしたら逮捕だぞ。(ジェーン)

Nothing too gauche.
ダサイのは駄目。(ジェーン)


swap「交換する」。

He did a French drop to swap the valuable ring with a cheap replica
(彼はフレンチドロップで価値ある指輪を安いレプリカと交換した)。

そして sleight of hand は「手先の早業、手品、奇術」。

手の sleight「手練、策略、器用さ、巧妙さ」=「手先の早業、手品、奇術」。

sleight は古語では「ずるい、すばしっこい」という意味があり
そこから sleight of hand は人をあざむく手技、ごまかしの手法、詐欺、
といった意味で使われる事も多いようです。

お客がすり替えの被害に遭うのを防ぎ、彼らを見送った後
ジェーンは店員と本題に入ります。

crooked「歪んだ、曲がった、傾いた、~を盗む・だます」

pokey「牢屋」。

on a normal day you’d be off to the pokey now
(普通の日なら君は牢屋に向かうところ)。

as it happens「たまたま、折よく、あいにく」。

in the market for~「~を買いたいと思っている」。

but as it happens I’m in the market for a diamond ring
(だが、たまたま僕はダイヤの指輪を買いたいと思っている)
=「僕の目当てはダイヤの指輪」。

gauche「不器用な、気の利かない、ぎこちない、洗練されていない、不格好な」。

nothing too gauche(不格好でないものを)=「ダサイのは駄目」。

ガッツリ職権乱用だけど(笑)、
これで手に入れたリズボンへの指輪はとっても豪華で素敵でした。

おとといくらいにたまたま見た統計では、
ここ2~3年、女性に婚約指輪を贈る男性は約60%くらいだそうで
婚約指輪の需要は少し減ってきているとか。

まあ無くても良いのかもしれませんが、実はケンカをした時に効力を発するんですよ、あれは(笑)。

普段はつけませんが、ことある毎に眺めたりして、その時の気持ちを思い出したりするものです。


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