ザ・メンタリスト シーズン7 第8話より:

hand to mouth
その日暮らしの、一時しのぎの、毎日かつかつの


非情な暴行による男子学生殺害事件が起きる。

犯人は捕まったが、裁判で目撃証言をするはずの男性が
裁判所の前で銃撃の末死亡。

ジェーンらはこの銃撃事件を捜査することとなり
犯人の母親・ヴィテカー夫人を訪ねる。

ジェーンはこの夫人が殺し屋に証人暗殺を依頼したとピンと来るが
彼女はなかなか尻尾を掴ませない。

Whoa. That’s quite a leap.
まあ。 いきなり何の話かしら。(ヴィテカー夫人)

(中略)

Sir, please don’t mock me.
からかわないで下さいよ。(ヴィテカー夫人)

My oldest boy is in jail for a crime he didn’t do.
うちの長男が無実の罪で捕まってるのに。(ヴィテカー夫人)

And Ethan here has terrible health problems.
加えてイーサンは重病なのよ。(ヴィテカー夫人)

We’re just making it hand to mouth until this whole mess is cleared up.
私たちは日々つましく暮らしてるだけで。(ヴィテカー夫人)

And I have no idea what you’re talking about.
本当に何の話だか。(ヴィテカー夫人)

Really? These Ferraris and Phantoms don’t say hand to mouth to me.
そうか? ここにあるフェラーリやロールスがつましいとは思えんが。(チョウ)

It’s like a master class of dishonesty.
不誠実の塊だね。(ジェーン)


leap「跳ぶ、はねる、急に変わる」。

That’s quite a leap(それはかなり飛躍している)
=「突然の、想定外の、奇想天外な」。

don’t mock~「~を茶化すな・バカにするな、~を真似するな」

make it「うまくやり遂げる、何とか切り抜ける」。

そして hand to mouth は直訳すると「手から口へ」、
その日の稼ぎ(手にしたお金)をすぐさま口に運ぶ(食べるために使う)、
そこから転じて「その日暮らしの、一時しのぎの、毎日かつかつの」。

We’re just making it hand to mouth until this whole mess is cleared up
(私たちはこのゴタゴタが片付くまで、ただ毎日をどうにか暮らしているだけ)
=「私たちは日々つましく暮らしてるだけ」。

These Ferraris and Phantoms don’t say hand to mouth to me
(私には、複数のフェラーリやファントムがつましいとは言えない)。

dishonesty「不正直、不誠実」。

It’s like a master class of dishonesty
(まるで不誠実の上級クラスだ)=「不誠実の塊だ」。

この話は、ヴィテカー一家を牛耳るお母さんのふてぶてしさと
クズっぷりがすごくてイライラ・・・。

こんな一家の息子に目をつけられて、被害者は災難としか言いようがありません。

で、彼らが雇う殺し屋がまた凄腕で恐ろしい。

最後にはジェーンたちが封じると分かっていても、手に汗握るエピソードでした。


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