前回、フォニックスの発音ルールにあてはまらない単語が約25%あり、
それらは「サイトワード(Sight Words)」と呼ばれていて、
基本的に規則性がないため、
覚えるしかないものだということを知りました。
それではそのサイトワードとは、どんなものなのか?
まずは、こちらの表をご覧ください。
サイトワード全220語のリストです。
(そのままプリントアウトできます)
http://bogglesworldesl.com/dolch/DolchMasterList.doc
表の左端から、難易度順に5段階に分かれています。
Pre-primerが一番易しいレベルなのですが、
こうして眺めてみると、どれもよく使う単語ばかりで
ほとんどが私たちが高校までに
習っている単語ばかりのように思います。
ちょっと、ホッとしましたね(^^;)
・・・・・。
ところがホッとしたのもつかの間(?)、
フォニックスにはもう一つのルールがあったのです。
それは「サイレントe」と呼ばれるものです。
フォニックスでは “a” は「ェア」と発音します。
だから”cap”は、
c「ク」+ a「ェア」+ p「プ」= cap(帽子)
となります。
しかし、”cap” の最後に “e” がつくと “cape”。
c「ク」+ a「エイ」+ p「プ」+ e(発音しない)= cape(岬)
なんと、”a” (母音)の発音が
通常のアルファベットの音に変わります。
そして、語尾の “e” は発音しません。
これが「サイレントe(または、マジックe)」と呼ばれるルールです。
そして結構この「サイレントe」が当てはまる単語もたくさんあり、
例えば・・・
・hat → hate
・win → wine
・cut → cute
・bit → bite
どうでしょうか、どれも語尾に “e” が着くだけで
発音の仕方も意味も、ガラッと変わりますね!
フォニックス、サイトワード、サイレントeと、
3つの発音にまつわるルールについて調べてみましたが、
私は特にこの「サイレントe」は、
なるほど面白いなあ~と感心してしまいました。
ともかくこの3つのルールを覚えておくと、
かなり全般的な発音が改善されるのではないかと思います。
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