先日から「Japan’s ancient vegetarian meal -「日本古来の菜食料理」を読んでいます。

日本古来の菜食料理


・「日本古来の菜食料理」(1)
・「日本古来の菜食料理」(2)
・「日本古来の菜食料理」(3)

“Shōjin ryōri literally means ‘food for spiritual practice’,” explained Eric Rath, a professor of Japanese studies and leading expert in Japanese food culture.
「精進料理とは文字通り“精神修養のための食べ物”を意味します」と、日本研究の教授であり、日本の食文化の第一人者であるエリック・ラスは説く。

“Specifically, it refers to a vegetarian meal that also excludes ingredients like garlic and green onion, which Buddhists believed excited the passions,”
「具体的には、仏教徒が情欲を刺激すると考えたニンニクやネギなども除外した菜食主義の食事を指します」

he continued, outlining the basic rules, of which there are many intricacies and extensions.
と彼は続け、多くの複雑さと広がりがある基本的なしきたりを概説する。


intricacy「複雑(さ)、錯綜、複雑な間柄」。

extension「広げる事、拡張、伸長、延長、伸展、内線(電話)、猶予、延期」。

The guiding concepts of shōjin cuisine are centred on a series of Buddhist precepts, aligning the need for sustenance with religious values such as avoiding harm.
精進料理の指針となる概念は、一連の仏教の戒律を中心としており、身体への害を避けつつ必要な栄養を摂る事を宗教的価値観と一致させている。


precept「教え、教訓、処世訓、訓示、勧告」。

sustenance「生計、暮らし、生命を維持するもの、食べるもの、栄養・滋養(物)、支持、維持、耐久、持続」。

“It’s about balance,” explained Mari Fujii, who has taught the cuisine for more than 30 years in the historical seaside city of Kamakura, known for temples, seated Buddhas and ancient political influence.
「バランスが重要です」と話すのは、寺院や大仏、古代の政治的影響力で知られる歴史的な海辺の街、鎌倉で30年以上料理を教えてきた藤井まりさん。

Learning from her husband’s time as a tenzo (the Buddhist chef in a temple or monastery) at a local Kamakura temple, she soon adopted the philosophies into her home cooking:
地元鎌倉の寺院の典座(てんぞ・仏教寺院や僧院の調理人)であった夫から精進料理を学ぶと、彼女はすぐにその哲学を家庭料理に取り入れた、

“To be able to fulfil your temple duties, you couldn’t eat too much or too little.
「寺院の務めを果たすためには、食べ過ぎでも小食でもいけません。

It’s about finding the perfect balance, and this comes from the rule of five,” she said.
完璧なバランスを見つける事が肝心で、それは5つの法則から成っています」と彼女は言う。



この記事を読んでいて興味が湧き、精進料理っぽいもの(ゴボウとネギのぬた)を昨日作ったところ、とっても美味しかったです!

サラダなどに比べると手間はかかりますが、ご飯のおかずになるような食べ応えのある一品。

他にも簡単な精進料理を少しずつ覚えて、健康的な献立を作っていこうかな?とちょっと思っています。


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