先日から「The fate of antiques and heirlooms in a disposable age -「使い捨て時代のアンティークと家宝の運命」を読んでいます。

使い捨て時代のアンティークと家宝の運命


・「使い捨て時代のアンティークと家宝の運命」(1)
・「使い捨て時代のアンティークと家宝の運命」(2)
・「使い捨て時代のアンティークと家宝の運命」(3)
・「使い捨て時代のアンティークと家宝の運命」(4)

Planned obsolescence

計画的な旧式化

obsolescence「すたれかけていること、(器官の)退行、萎縮、陳腐化、旧式化、退化、老朽化」。

For many people, some of their most expensive possessions – apart from cars or property – are not antiques.
多くの人にとって、車や不動産を除けば、最も高価な家財は骨董品ではない。

They are often phones or laptops, which have a limited shelf life, their longevity shortened even more by broken parts and sluggish software.
それは携帯電話やノートパソコンであることが多いが、こうした製品は寿命が限られ、部品の故障やソフトウェアの不調によって、それはさらに縮まる。


sluggish「動きののろい、機能の鈍い、不活発な、不振な、不景気な、怠惰な」。

Compounding this short lifespan is planned obsolescence, a practice at least 100 years old.
さらに100年以上も前から行われている「計画的な旧式化」が、この短命に拍車をかけている。

The tactic was made infamous by the Phoebus Cartel, a group of manufacturers from the US, UK, Germany and elsewhere, who agreed to start manufacturing light bulbs with lifespans limited to 1,000 hours.
この戦術は、米国、英国、ドイツなどのメーカーで構成されたフィーバス・カルテルが、寿命を1,000時間に制限した電球製造に合意したことで有名になった。

Previously, light bulbs were made with thick, robust filaments capable of lasting for many years or even decades.
それまでの電球は、太く丈夫なフィラメントで、何年も何十年も使用が可能だった。


robust「強健な、たくましい、強固な、健全な、力強い、粗野な、荒っぽい」。

At the start of the 20th Century, only the wealthiest could afford to have their homes fitted with electrical wires and light bulbs.
20世紀初頭、自宅で電線や電球を使えたのは富裕層だけだった。


fit out「艤装(ぎそう)・装備する、必要品のしたくをする、整えてやる、調達する」。

Once rich customers’ homes were fitted out, these companies had nothing left to sell them.
一旦金持ち客の家に設置し終えると、会社は売るものがなくなってしまう。

So, they agreed to install light bulbs with equally short lifespans in order to generate repeat custom.
そこで彼らは一様に寿命の短い電球を設置し、お客にリピートしてもらうことにした。

The cartel was eventually busted after an investigation, but the practice lives on.
このカルテルは捜査の結果、最終的に逮捕されたが、そのやり方は今も続いている。

Some of the largest present-day technology companies have lost lawsuits for intentionally slowing the performance of their phones, for example, to encourage users to buy new ones.
現代の大手テクノロジー企業の中には、ユーザーに買い替えを促すために携帯電話の性能を意図的に低下させたとして、訴訟で敗訴した企業もある。



製品の意図的な短命化・旧式化、これは噂話としても結構聞く話ですよね。

特にデジタル製品は、大切に長く使おうと思っても、メーカー側がそれをさせてくれないところがあり・・・。

CDが出た時は、これこそ劣化しない一生モノだと思っていましたが、デジタル配信になって、新聞や書籍もデジタルデータ化されて、情報を蓄える媒体が軒並みデジタルに移行してしまいました。

でも人間の習性からすると、次はまたアナログ媒体がもてはやされるはずですし、カセットテープやレコードも復活してきましたよね。

なのでアンティーク人気もいずれ復活するのでは?と個人的には思っています。


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