昨日から「The meaning behind the Japanese Zen garden -「日本の禅庭に込められた意味」を読んでいます。
・「日本の禅庭に込められた意味」(1)
Sekitei first became popular in the Kamakura Era (1185-1333), following the arrival of Zen Buddhism from China in the late 13th Century.
石庭は、13世紀後半に中国から禅宗が伝来した鎌倉時代(1185~1333)に初めて普及した。
These gardens continued to develop in the Muromachi period (1333~1573).
それらの庭園は、室町時代(1333-1573)にも発展。
Zen emphasised the importance of meditation, as well as a simpler, more mindful outlook.
禅は瞑想の重要性、よりシンプルに自己の内面を見つめる考え方を説いた。
During the Muromachi period, Zen-related arts, including calligraphy, tea ceremony, flower arranging, martial arts and landscape gardening blossomed.
室町時代には、書道、茶道、華道、武道、造園など、禅に関連する芸術も花開く。
Previously, the gardens of the Heian Era (794-1185) were lavish recreations of Buddhist visions of paradise.
それ以前の平安時代(794~1185)の庭園は、仏教の極楽浄土を再現した豪華なものであった。
lavish「物惜しみしない、気前のよい、おおまかな、~を惜しまず、浪費癖のある、贅沢な、豊富な、十分な、あり余る」。
Lords and ladies of the Imperial Court would go boating there amid the sumptuous beauty.
朝廷の公家や婦人たちは、その豪華な美しさの中で舟遊びをしたものだ。
sumptuous「高価な、豪華な、壮麗な、ぜいたくな」。
But in the Kamakura Era, the balance of power shifted, and the samurai-warrior class rose to prominence.
だが鎌倉時代になるとパワーバランスが変化し、武士階級が台頭してくる。
Zen was quickly embraced by the samurai,
禅はすぐに武士に受け入れられ、
who identified with its emphasis on simplicity, self-discipline, and the importance of meditation to find one’s true self, undistracted by ostentation and worldly possessions.
彼らは禅の強調する簡素さ、自己鍛錬、そして虚飾や世俗的な財産に惑わされない真の自己を見つけるための瞑想の重要性を理解した。
ostentation「見栄(を張ること)、虚飾、けばけばしさ」。
Some samurai also devoted themselves to the Zen-inspired arts of tea ceremony and landscape gardening, like Ueda Soko (1563-1650),
侍の中には上田宗箇(1563~1650)のように、禅の精神を受け継いだ茶道や造園に励む者もおり
who not only founded his own style of tea ceremony, still practised today, but also designed the fabulous Shukkeien Garden in Hiroshima.
彼は、現在も行われている独自の茶道を確立しただけでなく、広島の素晴らしい庭園、縮景園を設計した。
どこの国でも宮廷文化は特権階級の減少と共に廃れていって、それと反比例して庶民も楽しめる美や文化が強くなっている気がします。
どんな場所でどんな身分で暮らしていても、その人の人生や生き方に合った美学や文化に心惹かれるものなのでしょうね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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