昨日から「Kimono: from status symbol to high fashion -「着物:地位の象徴からハイファッションまで」を読んでいます。

着物:地位の象徴からハイファッションまで


・「着物:地位の象徴からハイファッションまで」(1)

“As its actual wearing decreases, so its symbolic status expands and it comes to stand for Japan in a globalised world,” says Anna Jackson, curator of Kimono: Kyoto to Catwalk at the Victoria & Albert Museum in London.
「実際の着用機会が減るにつれ、着物の象徴的な地位は拡大し、グローバル化した世界の中で日本を代表するようになりました」と話すのは、ロンドンのビクトリア&アルバート博物館のキュレーター、アンナ・ジャクソン氏。

However, since the 1990s there has been a growing interest in kimono amongst a younger generation of Japanese with numerous magazines, blogs and Facebook groups fuelling this revival.
しかし1990年代以降、若い世代の日本人の間で着物への関心が高まっていて、多くの雑誌やブログ、Facebookグループもその復活を後押ししている。

Kimono is once again being seen on the streets of Japan, proving that far from being a static icon it is a dynamic, fashionable, garment whose use and significance has ebbed and flowed with the tides of history.
着物は再び日本の街で静的な象徴からはほど遠い、イキイキとファッショナブルな衣服として見られるようになり、その用いられ方と意味は歴史の流れと共に浮き沈みを経てきた。


static「静的な、静止の、活気・面白味のない、空電の、静電気の」。

ebb and flow「潮の満ち引き、(人生や物事の)盛衰」。

Status symbol

地位の象徴

The kimono first gained sartorial significance during the Edo period (1630 – 1868).
着物は江戸時代(1630年~1868年)に初めて着こなしの意義を見出される。


sartorial「仕立屋の、裁縫(師)の、衣服に関する、着こなし・着付け」。

significance「重要、重要性、意味、意義、趣旨、意味あること、意味深長」。

After centuries of civil war and unrest this was an era of unprecedented political stability, economic growth and urban expansion.
何世紀にもわたる内戦と不安の後、この江戸期は前代未聞の政治的安定と経済成長、都市拡大の時代であった。


unrest「(特に社会的な)不安、不穏(な状態)、心配」。

unprecedented「先例のない、空前の、前代未聞の、新しい、新奇な」。

In the past, the samurai, Japan’s ruling military class, had gained their status and wealth from success on the battlefield.
かつて日本の軍事的支配階級であった武士たちは、戦場で手柄を立てる事で地位と富を得ていた。

Now this was increasingly emphasised via appearance.
すると今度はそれを外観で強調しだすようになる。

Samurai women led exceedingly restricted and structured lives which included a strict adherence to dress codes based around season, events and the time of day.
武家の女性は、季節や行事、時間帯に基づく忠実で厳しい服装規定を含む、非常に制限され体系化された生活をするようになっていく。


adherence「固守、執着、忠実、支持」。

As Western nobility and Royalty would have an elaborate ensemble for every occasion,
西洋の貴族や王族があらゆる場面に応じた手の込んだ衣装を揃えているように

so the samurai women would have a richly embroidered and printed kimono for theirs.
武家の女性も豪華な刺繍や染付のされた着物を持っていたことだろう。



アンティーク着物の中には、とても凝った刺繡や金銀が織り込まれたようなものもあり、状態の良いものはコレクターの間で驚くような高値で取引されているようです。

ただ昔の女性用に作られたものなので、気に入ったものがあっても現代女性にはサイズが小さいことが多いんですよね(身長が160㎝を超えるようだと、ほとんど無理かなあという感じ)。

また本当の逸品のいくつかは海外にも流れて、ビクトリア&アルバート博物館のような場所で保管・展示されているのでしょうね。

戦火を逃れることが出来て、美しいまま疎開先で大切にされている日本の華、という感じで有難いような悲しいような。


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