ブレイキング・バッド シーズン3 第13話より:

cold-blooded
情がない、冷酷な、血も涙もない


突然雇い主のガス・フリングが現れ、
いつ自分がラボを引き継げるかと問われたゲイルは面食らい、
なぜそんなことを聞くのかとガスに尋ねる。

ゲイルの前ではあくまでも穏やかな雇い主の仮面を被るガスは
ウォルターの病気をその理由として、ゲイルの疑問を解くというシーンからです。

He’s dying of cancer.
ウォルターは重いガンなんだ。(ガス)

(中略)

And not to sound cold-blooded, but I am running a business here.
そして冷酷に聞こえるかもしれないが、私もビジネスをしている。(ガス)

No, I understand.
そんな、分かります。(ゲイル)

I have a very large investment in this.
この事業には多額の投資をしているんだ。(ガス)

There is so much overhead that I can’t afford to shut down, not even for a week.
経費も莫大だから休業は出来ない、例え一週間でもね。(ガス)


cold-blooded はそのまま「冷たい血=情がない、冷酷な、血も涙もない」ということで
このシーンで参考になるなと思うのは、
デリケートな問題を話す際の not to sound cold-blooded~ というガスの物言いです。

ここでは平たく言えば、ウォルターがガンで亡くなっても休業は出来ないので
それまでに仕事を覚えて欲しい、とゲイルに伝えているわけですが、
そういう傍目には不謹慎に思えるような話でも、時にはせねばならないことがあります。

そういう時に前置きとして、 not to sound cold-blooded~ という表現が使われるのかと
参考になるシーンでした。



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