ザ・メンタリスト シーズン3 第23話より:
safe and sound
無事息災に、無事に
CBI内に潜むと思われるレッド・ジョンの手先をあぶり出し、
48時間以内のレッド・ジョン逮捕に挑んでいるジェーン。
レッド・ジョンの刺客に狙われているハイタワーは山奥のヴィラに隠れ
ヴァンペルトが警護をしている。
ハイタワーの隠れ家は極秘事項のため、
彼女はこの48時間は婚約者クレイグ・オロフリンとの連絡も禁じられているが
つい彼の事が気になってしまい、連絡をくれたリズボンに訊ねてしまう。
Van Pelt, you all right?
ヴァンペルト、そちらはどう?(リズボン)
Everyone’s safe and sound. All good here.
皆無事にしています。 問題ありません。(ヴァンペルト)
Did you talk to Craig?
クレイグと話をしました?(ヴァンペルト)
No, but I’m sure he’s fine.
いいえ、でも彼はきっと大丈夫よ。(リズボン)
Look, I’ll come and spell you as soon as this thing plays out here.
こちらの仕事が片付き次第、そっちへ行って警護を交代するからね。(リズボン)
Thanks, boss.
ありがとうございます。(リズボン)
safe and sound は「無事息災に、無事に」という意味です。
しかし safe は「安全」だから分かるにしても、
sound「音」とは一体どういう事、と思ってしまいませんか?
実は sound には「健康な、正常な」という意味もあって
今回は後者の意味で使われているんですね。
単に safe でも safe and sound でも、意味する事は大体同じなのですが
safe and sound の方が相手への気遣いや思いやりがこもった表現とされており
家族や友人など大切な人の事を「無事息災」と表したい時は
safe よりも safe and sound という事になります。
少し前に safe and sound という大ヒット曲もありました。
spell 「(仕事などの)順番、交代」。
この spell も「(文字の)綴り、呪文、魅力」といった良く知られた意味の他に
上記のような、知っていないと想像もつかない意味があります。
play out 「(仕事、任務、役割などを)最後までやり通す、演じ切る」。
sound にしろ spell にしろ、全くつながりの見えない意味を複数持つ単語は
こうして出会う度になるべくインプットして、徐々に語彙力を伸ばしていきたいものです。