ブレイキング・バッド シーズン5 第13話より:
a drop in the bucket
ほんの僅か、スズメの涙
ジェシーとの関係修復が難しくなった上に
彼がハンクの手中に居るらしい情報を掴んだウォルター。
以前のような信頼関係が壊れてしまった以上、
今やウォルターにとって、自分の行い全てを知っているジェシーの自供ほど怖いものはない。
そこで彼を“ベリーズ旅行”へ送り出すという、苦渋の決断をするウォルター。
新しい助手・トッドの叔父・ジャックに仕事を依頼しようとするも
報酬の形態でもめるというシーンからです。
Look, I want what you do to be quick and painless.
聞いてくれ、素早く痛み無しでやって欲しい。(ウォルター)
No suffering, no fear.
苦しみも恐怖も無しで。(ウォルター)
(中略)
Let’s just talk about the money.
それじゃ報酬の話をしよう。(ウォルター)
No, we don’t want your money. We want you to cook for us.
いや、俺らは金はいらねえ。 メスを作ってくれ。(ジャック)
(中略)
No. Absolutely not.
いや。絶対に駄目だ。(ウォルター)
Look, what was the price per head last time? I’ll triple it.
前の仕事では幾らだったんだ? 私はその3倍払おう。(ウォルター)
That’s a drop in the bucket compared to what we aim to earn from the blue stuff.
んなモン、スズメの涙じゃねえか、メスで稼げそうな金に比べりゃよ。(ジャック)
ジャック叔父さんの仕事って、あれか?と思いながら見ていると
the price per head 「首一つあたりの値段」というワードが出てくるので、
ああやっぱり・・・と、一気に腑に落ちるポイントです。
a drop in the bucket は「ほんの僅か、スズメの涙」ということで
直訳すると「バケツの中の一滴」、意味がイメージしやすいですね。
compared to~ 「~に対して、~に比べて」。
aim to~「~することを狙っている、~するのを目標にしている」。
ジャック叔父さんは激しく凶暴、かつ頭も切れるという最凶ランクの叔父さんで
普通であればウォルターが一番敬遠する相手だと思いますが
背に腹は変えられず、ウォルターも追い込まれているのが伝わってきます。
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