ゴシップガール シーズン1 第18話より:
take into account
考慮する、おもんばかる、(周囲の状況、相手の感情等を)思いめぐらす
息子・チャックがブレアとの真剣交際を決めた事を知って
バートは父として彼の成長を応援する。
ブレアを伴った夏のバケーションがきっとお前を変えるはずだと
喜んで送り出そうとするが、父の言葉を聞いたチャックは
自分の気楽な遊び人時代が間もなく終わり、足枷がはめられるような
息苦しさの予感を早くも感じ始めるのだった。
That is gonna change everything.
この夏の旅から全てが変わるぞ。(バート)
But that’s a good thing, son.
だがお前にとっては良い事だ。(バート)
Having a real girlfriend will force you to learn about responsibility,
真剣な恋愛を通じてお前は責任感を学ぶことになる、(バート)
sacrifice, being faithful, taking into account somebody else’s feelings,
自己犠牲や誠実さ、他人の気持ちをおもんばかる事、(バート)(バート)
not just your own.
自分以外の人の事をな。(バート)
force to~ 「~する事を強要される、~せざるを得なくなる」、
バートは force you to learn about responsibility
(お前は責任感について学ばざるを得なくなる)と言っていますが
この force to~ という時点で、チャックが「ん?」という顔をします。
そのくらい force という言葉には(望まない事を)無理やりさせられる、
追い込まれるようなニュアンスがあるんだと感じました。
お父さんのバートは良かれと思って言った言葉でしたが
それがチャックの恋の魔法を解き、現実を考えさせてしまったようです。
さらに sacrifice「自己犠牲」、faithful「貞節な、忠実な」、
などというチャックの苦手そうな概念が続きます。
そして take into account は
「考慮する、おもんばかる、(周囲の状況、相手の感情等を)思いめぐらす」。
直訳すると「勘定に入れる、計算に含む」ということで
何を含むかは文脈によって変わってきますが、
ここでは somebody else’s feelings(他の人の気持ち)、
=「他人の気持ちをおもんばかる事」となります。
それは一人前の大人にとっては大切な資質ですが、
果たしてチャックにそうした事を学ぶ覚悟があるのかどうか・・・
どうも土壇場で悪あがきをしそうな気配です。