ゴシップガール シーズン2 第10話より:
pan out
(計画が)実を結ぶ、いい結果が出る、成功する
若干15歳ながら、自身のブランド設立に奮闘しているジェニーは
ある出資者からデザインの才能が認められ、契約までこぎつけるが
未成年であるため、契約書には保護者のサインが必要となる。
そこでケンカ別れをして以来、ジェニーは父・ルーファスの元を訪ね、サインを頼むが
ルーファスはジェニーの身勝手な行動を認めるわけにいかないと、それを拒む。
結局、娘との和解は失敗に終わり、ダンにその事を嘆くのだった。
You don’t even have your coat off,
お前は戻るなりコートも脱がないで、(ルーファス)
and you’re already using emotional blackmail to get your way.
自分のやりたい事のために俺を脅迫するのか。(ルーファス)
(中略)
And if you don’t sign it,
もしこの書類にサインしてくれなきゃ、(ジェニー)
then everything I’ve done, everything is all for nothing.
私のやってきた事は全て無駄ってことになる。(ジェニー)
(中略)
I spoke to your sister.
お前の妹と話したよ。(ルーファス)
My plan didn’t exactly pan out.
説得は失敗した。(ルーファス)
I heard. She called me.
聞いたよ。電話があった。(ダン)
get one’s way 「やりたい事をする、思い通りにする」。
all for nothing 「全てが無に、無駄に」。
そして pan out は「(計画が)実を結ぶ、いい結果が出る、成功する」。
pan はフライパンの“パン”、つまり「平たい鍋」のことを指し
そこから何かが out 「出る」ということで、これは砂金を選り分ける平鍋(pan)と、
砂利をふるって出てくる金をイメージした言葉とされています。
砂利を pan でふるって金が out したら、それすなわち「いい結果・成功」となります。
どんなに生意気な口をきいても父は娘が心配、
しかしジェニーの身勝手は許してはいけない・・・と父はジレンマに陥っています。