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石川遼くんにつられたワケではないけれど

遅ればせながら「聞き流すだけ」というCMでおなじみの
スピードラーニングに申し込んでみました。

実は私、これを出しているエスプリラインの本社前を
何度も通った
ことがあります。

そのたびに失礼ながら
「あんなにCM打ってる全国的な会社なのに、地味なところにオフィスがあるなあ」
と思っていました。

エスプリライン本社のある川越駅は
人通りの多い結構な繁華街で、学生さんの多い街です。

駅からまっすぐ伸びるメイン通りは、いつでもすごい人なんですが
この会社はその大通りから一本外れた裏通りの
よくあるオフィスビルの一角を借りているようでした。

いつもそこを通るたびに私は、昔読んだ本の中にあった

「自分の会社を必要以上に飾らない経営者は総じて優秀」

という、一説を思い出しました。
そのくらい飾り気のない外観だったのです。

そんなこともあり、ここの社長はどんな人なんだろうと
つねづね興味を持っていました。

スピードラーニング体験セットの内容

そんなわけで公式サイトから10日間体験セットを申し込むと
3日ほどでパッケージが届きました。

スピードラーニング体験セットの内容


あけてみると、結構色々なものが入っています。


スピードラーニングの教材


ざっと中に入っているものは・・・

・無料試聴用のCD
・スピードラーニングの活用法紹介 無料DVD
・最初の100日間の聞き方CD(無料)
・エスプリクラブ最新号
・エスプリライン社長、大谷氏の手紙
・スピードラーニング案内パンフレット
・入会案内
・お支払い、解約、返品手続き案内
・本教材1号、2号
・もっとEnglish1巻、2巻

赤字の「本教材」、そして「もっとEnglish」は有料本教材なので
開けてしまうと入会決定になりますが、
本教材は分かりやすくガードされていますので、安心です。

また返品についても、返送料はこちらの負担と思っていましたが
(大抵はそうですよね)
何と返送料も、スピードラーニング側で負担してくれるという案内がありました。

太っ腹というか、ありがたいというか、
逆に考えると、それだけ内容に自信があるのかもしれません。


スピードラーニングの詳細はこちら >>


CDを聞いてみて感じたこと

そして早速教材のサンプルCDを聞いてみました。

サンプル音源には2パターンあり、
片方は、英語と日本語が交互に流れるバージョン、
もう片方は、英語だけのバージョンで
どちらも同じ内容を聞くことができます。


スピードラーニングの無料CD


スピードは少しゆっくり目に感じます。

感覚的には、実際のネイティブの会話スピードが100とすると
70くらい
のスピードに思えました。

また英語と日本語が切り替わる合間には、
飛行機のシートベルト着用サインが点灯するときのような
ポーン、という音が鳴ります。

これが聞いている人にとって、英語/日本語切り替わりのサインになるようです。

スピードラーニングがメジャーになったのはここ数年ですが
実は20年間も前にスタートした教材だそうで、
これまでの受講者の声を反映しながら、
改良が重ねられてきた様子がうかがえます。

ただちょっと生意気ですが、この会話スピードは私にはゆっくりすぎて
1.5倍速にしたくなります。

ということは、TOEICで言うと700点以上の方には
あまりトレーニングにはならない印象を受けます。

しかし例えばお母さんと子どもが一緒に聞く場合とか、
これまで英会話に触れたことがほとんどない方、
シニア層の方などには、これはそこそこ早いスピードだと思います。

またトレーニングとして英語を聞く場合に
どうしてもネックに感じられるのが

意味が分からない言葉を聞くつらさ

なのですが、スピードラーニングはその点を
英語と日本語の交互再生という形で克服しようという工夫を感じます。

CD音源付きの教材は今もたくさんありますが
このスピードラーニングの
聞く側のつらさ・不便さに配慮した設計は、私はすごいなと思いました。

そしてその点に配慮できるということは、
これを作った人はたぶん本当に、英語の勉強で苦労をしながら試行錯誤して
最終的にこの方法で英会話力を身につけたんだろうと感じます。

おそらくもともと語学の素養のある人、
あまり挫折なく英語を身につけた人が作る教材なら
こういう視点(聞く側のつらさ・不便さへの工夫)は持てない気がします。

そして私がCDから受けた印象は、
パッケージに同封されていた、社長の手紙を読んで確信に変わりました。

スピードラーニング社長の手紙


この社長が英会話を身につけるまでの過程は
私も大いに共感するところが多く、
この人の話は本当だと、私には感じられました。

英会話を音から身につけようと考えた人ならではの工夫や葛藤があって
それは私が自分なりに英語をやってきた道のりと、重なる部分があったからです。

スピードラーニングって
英語が好きな人が工夫して作った教材なんだなあ、というのが伝わってきました。

少なくとも例えは悪いですが、お金儲けだけを目的にした不良教材ではないと
私は思います。



「スピードラーニング」のまとめ

元祖聞き流し教材、とも言える構成で「スピードラーニング」以降、似た形式の教材がたくさん出ている点からも、一定の効果が認められている学習法だと思います。

こういう「CDを聞く」系統の教材は、やること自体は簡単なため、人によって学習成果が異なってくるのが特徴で、同じことをしていても、多少は元々の語学センスや耳の良さによって上達度が左右される点はある気がします。

その理由の一つは、CDを聞くと分かるのですが、英語の部分はネイティブが、日本語の部分は日本人が話しているために、どうしても話し声が変わる時点で、一旦思考が分断されるような感覚があります。

すると脳が「あ、ここは外国人が話している」と無意識に感じて、最初のうちは違和感を覚えるはずです。

ですからその点に慣れるまで聞き続けることが、まず必要だと思います。

「ひとまず意味は分かるので、知らない言語でも聞き続けられる」それが「スピードラーニング」の画期的なところですから、例え話している英語が聞き取れなくても、会話の内容が分かればそこまで苦痛ではないはずです。

半信半疑でも良いので、なるべく毎日これを続けること。

するとある日突然、パッとクリアに英語が聞き取れるようになる日が来ます。

そこがスタートラインで、そこから先はどんどん楽しくなっていくと思います。


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コスパの良さ 効果期待値 続けやすさ 理解しやすさ おすすめ度
15 /20点 15 /20点 20 /20点 19 /20点 17 /20点
合計:86 /100点
出てきた時は確かに画期的な教材だったが、似た教材が増えた昨今では割高感は否めない。ただ電話の英会話レッスン各種イベント・パーティ等の課外アクティビティが充実しており、英語学習以外の楽しみも見出せる。スカイプ英会話に苦手意識があるならむしろ電話の方が良いし、イベントで仲間や先生と直に会話をする方が良い。教材もさることながら、その他のアクティビティも利用してこそ真に価値が出る教材。




※10日間、無料で試聴ができます。
スピードラーニングの詳細・お申し込みはこちらからどうぞ >>

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