もう一つ、日々の習慣にすると良いのが
英語でニュースを読むという練習です。
よく英文リーディングのコツとして言われるのが
・二度読み(返り読み)をしない
・文頭から意味を把握しながら読む
ということです。
特にTOEICでは、問題文のリーディングに時間がかかり
問題を解く時間がなくなったという話をときおり聞きます。
それもおそらく英文を二度読みをしていることが
大きな原因の一つなのではないかと思います。
では二度読みをせず、
文頭から読んでいくためにはどうするか?
それには
文章を途中で区切って、パートごとに意味をつかむ
という練習をするのが効果的だと思います。
例えばこんな文章、
二度読みをしないためにはどこで切って読みますか?
(2013年1月9日付のニュースより)
The body of a Chicago man who died of cyanide poisoning less than two months after winning $1 million in the Illinois Lottery will be exhumed for further examination in two to four weeks, according to the Cook County medical examiner.
もし私だったら、まずは・・・
“The body of a Chicago man “
→ シカゴの男性の遺体
それはどんな遺体かというと・・・
“who died of cyanide poisoning less than two months after winning
$1 million in the Illinois Lottery”
→ シアン化合物で毒殺された
イリノイ州で100万ドルの宝くじに当選してから2ヶ月以内に
コワい・・・でその遺体については続きがあり、それは何かと言うと・・・
“will be exhumed for further examination in two to four weeks,”
→ 2~4週間以内に司法解剖を行うために掘り起こされる
“according to the Cook County medical examiner.”
→ クック群の検視局によると
まとめると
宝くじに高額当選した男性に毒殺の疑いが生じたために、
埋葬後の遺体を掘り返して、もう一度調べなおすことになった
というニュースです。
こういう少し長い文章の時は、私の場合まず、
who、that、which、whose、whom
などの関係代名詞があれば、そこで一旦区切ります。
次にその関係代名詞にかかる文章を読みすすめると、
自然に次の区切りが見えてきます。
自然な区切りとはこの場合、
男性の遺体に関する説明までがそれに当たります。
その先、文章に続きがあれば
次はその遺体に関する周囲の考えや行動、決定など、
何か他の要素を含む文章がくるはずですから、
あとは同じように長ければ区切って、意味を把握して・・・
の繰り返しになります。
この区切りの感覚が自分の中に出来てくると
二度読みがグンと少なくなるので、
英文を読むスピードが上がってくると思います。
またこの練習をする時には
あまりに長い文章がズラズラ続くと、集中力が切れてしまうので
ニュースくらいの長さがちょうど良い気がします。
そして、できれば読むニュースは1つだけで良いので
分からない単語があればきちんと調べて、完璧に内容を理解するようにすると
そのうちパッと文章を見ただけで
どこで区切るかが感覚的にすぐ分かるようになってくると思います。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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