2020年に「月に行く」ことを発表した、ZOZOTOWNの前澤社長のスペースX社でのスピーチ映像を見ました。
私ごときが言うのもなんですが、とても堂々としていて、明快なスピーチだったと思います。
色々なメディアがこのスピーチを話題にしていて、中には日本人的な発音を指摘したところもあったようです。
でも当たり前のことながら、世界はきれいな発音の英語だけで成り立っているのではなく、それこそ日本人も含め、イタリア、スペイン、フランス、メキシコ、インドetc・・・訛りのある英語を話す人々の方が多いくらいかもしれません。
日本人のクセもすごいかもしれませんが、イタリアやインドもなかなかで、r の音を「ラリルレロ」で発音する人が結構いて、your は「ユアル」、hair はヘアル、という具合で、こっちも人のことは言えませんが、慣れるまでは結構混乱しました。
前澤社長にしても、確かに聞きづらい、分かりづらい部分はあったかもしれません。
でもそこはある程度、聞く側も補正して聞くので、それを気にして萎縮するよりは、堂々と笑顔で話す方が良いでしょうし、その意味でも前澤社長はすごく良かったんじゃないかと思います。
テニスの錦織選手のように、耳が固まる前、子供時代に外国でネイティブの発音に慣れた人は、やっぱりすごく上手ですよね。
それと最近、この人の発音は良いなと思ったのは「レディプレイヤーワン」の森崎ウィン君です。
彼はミャンマー出身ということで、母国語はミャンマー語、しかしおばあさんが英語の先生だったことから、子供の頃から英語をよく聞く機会があり、英語の歌を歌ったりしていたそうです。
撮影時は英語がすごく出来るというほどではなく、出演者とのコミュニケーションには苦労したそうですが、映画を見る限り、発音はかなり上手だと思いました。
そんなことを見聞きすると、ガッツリ英語を習うほどではなくとも、幼児からネイティブの発音に触れる、慣れるというのは、英語を話すうえでは有用なことかもしれません。
まずは発音が良ければ、文法やボキャブラリーは後付けでも、結構カッコがつくというか、彼のようにハリウッドで活躍出来る可能性もあるってことですよね。
とりあえず大人になってから英語をやっている私としては、綺麗な発音も目指すけれども、一番は通じやすさ、分かりやすさに重点を置きたい。
その意味では、前澤社長のスピーチはかなりいい線いってたと思いました。
あんな場で全世界に中継(?)される中で、あれだけ堂々とにこやかに話せる、それだけでもうかなりスゴイです。
情熱とビジョンがあって、それを人に伝えたい、英語にしても何にしても、やっぱり熱意が人間の一番の原動力なんだなあと、そんなことを思いました。
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