肌の色、日本人は人種的には黄色人種がほとんどなので、白人の人が多い国に行けば、黄色い肌ということになります。

これは実際、彼らと並んで鏡の前に立ってみれば明らかなことで、あ、隣の女性より私の肌の方が黄色い、と思うのです。

ただこの肌の色の話については、表向きはあまり触れるのはよろしくないというか、危険なトピックという風潮がありますよね。

これはカナンアカデミーでも対処法を含めて触れられているトピックで、これから海外に出て行く予定のある方は特に気を配る必要があるかもしれません。

英語では「肌の色が白い」は fair、pale(色白)、もしくは light で表し、white というと「白人」を指すことになります。

同じく black は「黒人」、yellow は「東洋人」、こんな風に人種を色で表現すると肌の色の話になり、若干乱暴に聞こえることもあり得ます。

では私たちを含め、有色人種の肌の色はどう表現するのが無難かというと、黒い肌は dark、黄色い肌は olive、または medium と肌色のトーンで表すのが良いようです。

日本はどうしても広告モデルに白人が多いこともあり、白人(色白)は可愛い、綺麗、という感覚を受けがちかもしれません。

しかし実際外国に出て、現地の普通の人々に接してみると、みんな普通なんだな、とストンと今までの感覚が抜け落ちる時が来ます。

日本人でも外国人でも、大体メディアに出る人は容姿の良い人が多いというだけのことで、当たり前ながら自分も含め、何人だろうと普通の人々は普通。

いやむしろおしゃれに気を配っている人が多い分だけ、日本人の方が見栄えがすることもあるのではと思うほどで、私もイギリスに行ったとき、そこは本当に心から納得出来たので、それ以降、変に舞い上がることもなくなりました。

そもそも人種を超えて美しい人は何人だろうとやっぱりすごく綺麗で、私が圧倒されたのは、同じクラスに居た東欧から来たクラスメイトでした。

彼らは男性も女性も白人でしたが、白人だから、ではなく、もう姿かたちが黄金比率で仕上がっているという感じで、男の子のほうは物静かでダークヘアのビョルン・アンドレセンのような人で、同国人のクラスメイトの女の子と同棲していたんですが、彼女もブレイク・ライブリーのような華やかな美人、どうやらミスコンの優勝経験もあるとかで、彼ら二人が並ぶとまぶしさが凄かったです(笑)。

当時どういうわけか、私はこの男の子に何かと相談を受ける立場で、年上の私が偉そうにアドバイスをたれるという関係でしたが、その相談内容からして美しい人ならでは。

それは彼女が今でいうストーカーみたいな輩に付きまとわれて、しょっちゅう危険な目に遭っているという話で、その時は一番良いのは別の部屋に引っ越すことじゃないかという話になったんですが、留学生なのでそれは経済的に厳しい。

そこでどうにか彼なりに彼女を守ろうと気を付けていたんですが、ある日、彼女が部屋の前で襲われるという事態に発展して、結局二人は母国に帰る選択をしました。

これは綺麗な人も大変なんだな・・・と身震いした話でしたが、一度彼女と私でショッピングに行ったことがあり、やっぱり鏡の前で並ぶといくら建前では equal(平等)と言ったって、見た目は実際はそりゃあ差があります、これはもう身をもって体験した厳然とした事実です(笑)。

綺麗な人は何人だろうとどの国に居ようと綺麗。

それは白人と東洋人だからというより、個人が感じる相違、今どのバランスを美しく思うかという話で、もし私が菜々緒さんのような八頭身の女性だったなら、またはこの時試着したのが東洋の衣服だったなら、そこまでエッ!?とはならなかったとも思います。

先進国の基準では七頭身(または八頭身)が美しい(洋服が似合う)とされている以上、そこは仕方ない、でも個人的にそこで人種的に劣っているとは考えませんでした。

それはなぜかと言うと、何しろ彼女も彼も、そもそもがズバ抜けた容姿を持つ人たちであり、○○人だから綺麗、というわけではないことを、身をもって理解していたからだと思います。

大体ミスコンの優勝者と並んで見劣りしない一般人なんて、人種を問わずそんなにいるはずないですよね(笑)。

だからこの肌の色の問題は、ある特定の人種が綺麗だとか好ましいとか、またはそうでないかは主観的・個人的な感覚であり、その主観的な感覚を他者に押し付けるのが良くないということ、肌の色や人種にまつわるタブーの根幹はそういうことかなと思っています。

カナンアカデミーの講座でもそのあたり詳しい解説があり、それについて色々と感じ取るのも個人の自由というか、いろいろな側面から考えを巡らせられるのが刺激になっています。

何にせよ、誰に対してもニュートラルな気持ちで接することが出来れば、それがベストかなと、そして可能な限りそうありたいと思っています。


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