ダレノガレ明美さんが、英語の問題でハリウッド進出を断念、という記事をみかけました。

彼女は典型的なハーフ顔の美女、他にもトリンドル玲奈さんや中条あやみさん、城田優さん等、外国人とのハーフの人々は、日本ではエキゾチックな雰囲気で人気がありますよね。

でもこれは実は、ほとんどが単一民族の日本だからという側面があり、一歩外国に出れば、ハーフどころか多種多様な人種の血を引く人たちで溢れています。

私の知り合いで何人か外国人と結婚し、ハーフのお子さんを持った人がいて、話を聞いてみると、それなりに苦労も多いようで、特に子供時代や若い時にモデル活動などしていた子は、大人になると歌手やタレント、役者、自然にそういう職業に興味を持ちます。

親も我が子の活躍は嬉しいので応援するわけですが、現実的には彼らが役者として成功するのは日本では難しい、なぜなら役がないから・・・ということになるようです。

子役の時はまだ顔立ちが確定していないので、外国人風になるか日本人風になるか、ある意味賭けのようなもので、もし日本人風になれば(宮沢りえさんなど)役者として日本でやっていく可能性が見えてきます。

そしてもし外国人風に成長した場合は、タレント、モデルは出来ても役者は(日本では)難しいという判断になるようです。

子供時代から20代半ばくらいまで芸能活動、その後は一般人、と言った場合、その先の進路も難しいところがあるようで、それではと日本を離れて外国人の親の母国に行くこともあるものの、結局日本に戻ってくる、そういう話も聞きます。

なので分かりませんが、ダレノガレさんとか、最近ウエンツ瑛士さんもイギリスに行かれましたが、結構そういう事情があるんじゃないかなと思いました。

いつまでもモデル、タレントでというわけにもいかず、年齢を経ても出来る芸能の仕事は俳優業になると思いますが、それもハーフ特有の顔立ちだと厳しい、だから・・・ということなのかなと。

英語が出来ないから諦めた、と素直にぶっちゃけてしまうのも、彼女の人柄なんだと思いますし、それを外野があれこれ言うのも気の毒な気がしました。

国籍は東洋人だけども顔立ちは100%そうではない、でもどこかアジア的でもある、というのは、例え英語が出来てもハリウッドで活躍するのは結構難しそうですよね。

何より合う役柄自体が少ないうえ、現地育ちのアジア系俳優との激しい競争が待っています。

友人の子供たちを見て、モテるだろうな~良いな~と単純に思っていましたけど、彼らにはこの国でマジョリティの自分には分からない葛藤があるのかもなと、今回の記事を見て改めて感じました。



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