ニュースを見たら、ミスコンのアメリカ代表の女性が、英語が分からないカンボジア代表の女性をバカにした、というお話でした。

インスタの動画も見てみましたが、こんな人はどこにでも一定数、いると思われます。

そしてなぜか女性が女性にきつく当たる、このパターンが多いです。

それなりの美人で目立つ、容姿に自信がありそうな女性(白人女性だけとは限らない)が、アジア系の女性にきつく当たる。

まあ、なくはないです(笑)。

彼女によれば、ベトナム代表の女性に何かを質問しても、ただ笑っているだけ、そこが「かわいいわよねえ(笑)」とのこと。

こんな時は、もし英語で返せないなら、堂々と自国語で話してしまえばよいと思いました。

当然、アメリカ代表、オーストラリア代表、コロンビア代表には分からないと思いますが、あなたたちも外国語が分からないのね、お互い「かわいいわよねえ(笑)」とお返事したら良いと思います。

私の狭い経験に基づくと、関西人はこれが出来る人、結構いました。

そして、何言うてるか分からんな、せやから・・・と自国語での会話を諦めません。

恥ずかしがり屋の日本人から見ると、ちょっと異次元の強さ。

しかしその時、よくやるなあと、苦笑して見ていた人より、最終的にはそういう人の方が英語が上達していました。

なので多分、英語は出来ないより出来た方がもちろんバカにされる確率は減りますが、それよりもどちらかというと、オドオドしているのがいけないと思います。

正に関西のお嬢、もしくはおばちゃんのごとく、堂々とニコニコ明るく自分の言葉で押していく。

これが出来れば、バカにされる可能性は減ります。

というか、こいつは軽く扱えない相手だな、と思わせることが出来て、それが自分を守ることにも繋がってくると思います。

前に英語で話す時の姿勢について記事を書きましたが、背筋を伸ばして話すことには、発音を良くする以外にも、堂々と見える効果があると感じます。

日本人は欧米人に比べると、身長が低い人が多いので、その分、背筋を伸ばして堂々と見せた方が得です。

これは実は私自身、長身で得したなと思うことが外国ではあった(日本ではほぼないですが・笑)ので、気づいたことです。

欧米の女性と並んでも、ほぼ身長で負けることはないので、この点は親に感謝で、なおかつ新体操をやっていたおかげで、背筋を伸ばすくせがついています。

一方、私の友達で身長は同じくらいの子がいるんですが、彼女は背が高いのが昔からコンプレックスで、猫背気味に目立たないようにする習慣がありました。

この彼女は、やっぱりナメられるというと言葉が強いですが、一緒に海外に行っても、扱いが違うことはありました。

英語力は彼女の方がずっと上で、外見も魅力的な女性です。

なのでこれはもう、態度のデカさというか、堂々と見えるかどうか、特に欧米で相手の態度を左右するのはそれが大きいという確信があります。

この騒動では、嘲笑する方もされた方もミスコンに出るほどの女性であれば、美しさは折り紙つきのはず、とすれば、あとは堂々としていること、明るくベトナム語やカンボジア語でお話するくらいの心持ちで、ぜひ頑張って欲しいものです。

必要以上に偉ぶるのもまたおかしい話ですが、残念ながら多人種が行きかう外国では、パッと見の印象が重視されるのは事実だと思います。

それはルックスの良し悪し以上に、特にアメリカ人相手の場合は「自信に満ちているか」がポイントの気がしていて、おとなしそう、控えめそう、というのは、美徳と受け取ってもらえない可能性があります。

万事控えめの日本人にとっては厄介なことですが、これも処世術の一つと思って、外国では意識して堂々とした立ち振る舞いをすると、勝手に向こうが「こいつにデタラメは出来ん」と勘違いしてくれて何かとお得です。


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