先日から「Ikumen: How Japans hunky dads are changing parenting- イクメン:日本のイケてる父が育児を変える」がテーマの記事を読解しています。
・「イクメン:日本のイケてる父が育児を変える」(1)
・「イクメン:日本のイケてる父が育児を変える」(2)
The government’s Ikumen Project was meant to remedy this situation, generating “a societal movement whereby men are able to become proactively involved in childcare”.
政府のイクメンプロジェクトには、こうした状況への救済策として「男性の積極的育児参加」の機運を高める狙いがあった。
remedy「療法、治療、救済(策)」。
societal movement「社会運動、社会動向」。
whereby「それによって、~するところの」。
proactively「積極的に」。
It provided symposia and workshops, and fathers were also given the ‘Work-life Balance Handbook’ to help them juggle the competing demands of the office and the home.
討論会やワークショップを開催し、父親たちには、仕事と家庭のやりくりの一助とすべく「ワークライフバランスの手引書」が配られた。
juggle「曲芸をする、ごまかす、巧みに処理する、上手にやりくりする」。
Unlike previous campaigns to increase paternal engagement, the Ikumen Project painted the father as a heroic figure, emphasising his masculinity and sexual allure;
これまでの父親の育児参加を呼び掛けるキャンペーンとは違い、イクメンプロジェクトでは、父親をヒーローとしてとらえ、男らしさと魅力を前面に打ち出した
one of its posters depicted one man tearing off his suit and shirt, Superman-like, to reveal the project’s logo on a t-shirt underneath, with the slogan “Ikumen strength for society”.
キャンペーンポスターの一つでは、男性がスーパーマンのごとくスーツとシャツを引きちぎると、その下にこのプロジェクトのロゴとスローガン「社会にイクメン力(りょく)を」が見えている。
emphasize「重きをおく、強調される」。
sexual allure「色気、(異性を惹きつける)性的魅力」。
The implication was that these ‘heroes’ were not just protecting their family; by nurturing the next generation of workers, they were helping to save the country.
そこに含まれる意味は、そうしたヒーローが家族を守るだけでなく、次世代を育てることで国をも救うというものだ。
implication「含み、(言外の)意味、含蓄、密接な関係、掛かり合い」。
Thanks to its connotations with the ikemen hunks, the term was generally well received.
そうした含みあるイケメンによって、キャンペーンは概ね好意的に受け止められた。
connotation「言外の意味、内包、含意」。
“Everyone in Japan would be familiar with the word ikemen,” says Vassallo.
「日本の皆がイケメンという言葉を良く知っています」とハンナさん。
“And I think that’s how ikumen was born and gained any traction – it sounds a lot better than the previous words for a caring father that existed in Japanese before that point.”
「そこからイクメンが誕生し、勢いづいたのでしょう、それまでの家族思いの父親を表す言葉より響きがいいですから」。
gain traction「勢いを増す、弾みがつく、好転する」。
確かに言葉の響きって、イメージを左右する要素の一つかもしれませんね。
「子煩悩なお父さん」より「イクメン」の方が、現代的で軽やかな雰囲気、若い人でも馴染みやすく、周囲も誉め言葉として言いやすいというのはありそうです。
週末のショッピングセンターでも、お母さんの買い物中に、子供を世話しているお父さんをよく見るようになりました。
変化は緩やかだとしても、確実に変わってきているのを感じます。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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