先日から「Ikumen: How Japans hunky dads are changing parenting- イクメン:日本のイケてる父が育児を変える」がテーマの記事を読解しています。
・「イクメン:日本のイケてる父が育児を変える」(1)
・「イクメン:日本のイケてる父が育児を変える」(2)
・「イクメン:日本のイケてる父が育児を変える」(3)
・「イクメン:日本のイケてる父が育児を変える」(4)
“I think everyone jumped on the bandwagon at first,” Vassallo says.
「最初は皆がこの流れにのってきました」とハンナさん。
jump on the bandwagon「時流に従う、流行りに乗る」。
“and then [some people], especially Japanese women, thought ‘let’s slow down a bit and see how much we should be holding these fathers up on a pedestal here.’”
「その後(ある人たち)、特に日本の女性たちはこう思った『彼らを実際どれくらい持ち上げるべきか、ちょっと様子を見てみよう』と。」
put someone on a pedestal「~を理想と思う、~を偶像化する、~を崇める」。
After all, some men may claim to be ikumen despite doing a tiny portion of the household chores.
男性の中にはほんのちょっと家事をやっただけで、自分はイクメンだと豪語する人もいる。
Even the official Ikumen Project Handbook – for all its good intentions – still presented the mother as taking the primary responsibility for the children;
公式の「イクメン手引書」でも、他意はないにせよ、母親が主に育児を担うとされているふしがある
good intentions「善意」。
for the men, childcare is still a bonus.
男性にとって育児は未だ特別なおまけなのだ。
Some men, meanwhile, have complained about “ikumen illness” – the exhaustion of meeting high expectations at work and at home
しかし一方で「イクメン病」にかかっていると不満を漏らす男性もおり、彼らは職場と家庭で高い期待に応えようとして疲れ果てている、
– and even if they personally hold a more progressive view, there is still the fear that a devoted father who takes time out of the office may be penalised by antiquated bosses who don’t understand the new policies.
さらに、たとえ彼らが(家庭第一という)進歩的な考えを持っていても、献身的な父親として仕事を休めば、その考えを理解出来ない上司から罰せられるのではと恐れている。
penalise「罰する」。
Nor should the Ikumen Project mask the many broader structural issues that can hold back gender equality.
そしてまたイクメンプロジェクトで、男女平等を遅らせる社会の構造的問題を覆い隠そうとすべきではない。
nor~「~もまた・・・ない」。
Brigitte Steger from Cambridge University, for instance, points out that Japanese law still doesn’t recognise the equal standing of each parent in cases of divorce.
例えばケンブリッジ大学のスティーガー教授によれば、日本の法律では未だ離婚した両親は平等に扱われていないという。
She says that many fathers are not obliged to pay alimony, and, conversely, they are not guaranteed to get access to their children “even when they had a good relationship with them”.
父親たちにとって養育費の支払いは義務ではなく、またその逆に、子供と良好な関係であっても離婚後の面会を保証されることもない。
alimony「慰謝料、養育費」。
Overall, Japan still remains very low on the Organisation of Economic Co-operation and Development’s rankings of gender equality in the workplace.
そして総体的に、日本は未だOECDによる職場での男女平等ランキングで、その順位は低いままだ。
この「養育費の支払いは義務ではない」というのは、私も友人夫婦の離婚で知って、びっくりしたことの一つです。
お金を出せばいいというものではないけども、やはりひとり親で(特に女性)子供を育てるのはとても大変なことですよね。
どうしても賃金も男性より低いことも多いし、体力的にも削られます。
何とかもっとお金を稼ごうと、ひとり親が無理して体を壊す、そうすると困るのは子供で、でももしそこに、もう一人の親の支援があれば救われるパターンもあるのではないかと。
これは男性だけのことではなく、女性側のことでもあると感じていて、私の友人も感情的な部分で「元夫に子供を会わせるのはちょっと・・・」とよく言っていました。
離婚するほど行き詰った相手なので、その気持ちも分かるんですが、やはりもう一つの子供を支える手として、元夫との関係を維持するのも大事だったんじゃないかなと、思ったりもしました。
幸い友人は親兄弟の手助けも厚く、一人で我が子を育て上げることが出来ましたが、そうした手助けがもしなかったら、相当つらかったろうと想像します。
皆がもっと重圧少なく幸せになれる社会が実現してほしいものです。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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