先日から「What we can learn about robots from Japan – 日本のロボットから分かること」を読んでいます。
・「日本のロボットから分かること」(1)
・「日本のロボットから分かること」(2)
・「日本のロボットから分かること」(3)
・「日本のロボットから分かること」(4)
・「日本のロボットから分かること」(5)
・「日本のロボットから分かること」(6)
・「日本のロボットから分かること」(7)
These factors helped instill a generally positive view of robots in post-war Japan.
そうした要因は、戦後の日本においてロボットへの好意的な見方を浸透させるのに役立った。
instill「注入する、染み込ませる、(主義・思想などを)吹き込む、教え込む、植え付ける」。
Industrial automation had provided a major economic boon, and humanoid robots were an innocuous curiosity.
産業の自動化は大きな経済的利益をもたらし、人型ロボットへの関心は薄れていった。
boon「恩恵、賜物、利益」。
economic boon「経済的利益」。
The West, meanwhile, tended to take a less sanguine view.
そのころ西洋では(ロボット技術に対して)楽観的な見方をする傾向が強まる。
take a sanguine view「~を楽観視する」。
The US, preoccupied with the Cold War, poured funding into robotics for military uses, which cast a threatening aura over the field.
冷戦に気を取られていたアメリカでは、資本を軍事ロボットの開発につぎ込むことで、周辺国に脅威的な雰囲気を投げかけていた。
preoccupied with~「~夢中になって、気をとられて」。
And workers in the West had long thought of automation as taking men’s jobs, ever since the Luddites destroyed textile machinery in England in the early 19th Century.
西洋の労働者たちは、19世紀のイギリスで労働者たちが繊維機械を破壊した運動を受け、産業の自動化は自分たちの仕事を奪うものだと長年考えてきた。
the Luddite「19世紀にイギリスで機械化に反対した労働者組織、技術革新反対者」。
いやあ~、ラッダイト運動(Luddite movement)なんて学校でやったっけ?全然記憶になくて、勉強になりました(笑)。
産業革命が始まったイギリスで、繊維産業の機械化に抵抗した労働者たちが、ニット織機を破壊したのが運動の発端とされているそうです。
機械に仕事を奪われる!
これと似た感情は、現代人もAIに対して抱いているように感じます。
何かの本で読んだんですが、人間の仕事は、これまで何度か大きな変革があって、そのたびに社会で求められる人材が変わっていったと。
・狩猟採集から農耕
→素早さや身体的能力の高さから、根気強さやチームワークが求められるように
・農耕から工業
→規則正しく日課を繰り返すこと、集団から外れないことが求められるように
・工業から情報・IT
→応用力や独創性、コンピューター技術などが求められるように
そしてそろそろ、4回目の大変革が来るような感じですね。
いつでも社会の都合によって、その時生きる人々は振り回されてしまうんですが、その一方で今までの社会では重要とされなかった能力が、次の社会では珍重されるということもあります。
これからの時代がどうなるか?正しく予測することは難しいですが、得意なジャンルを磨く努力はしておきたいものですね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!