先日から「What we can learn about robots from Japan – 日本のロボットから分かること」を読んでいます。

日本のロボットから分かること


・「日本のロボットから分かること」(1)
・「日本のロボットから分かること」(2)
・「日本のロボットから分かること」(3)
・「日本のロボットから分かること」(4)
・「日本のロボットから分かること」(5)
・「日本のロボットから分かること」(6)

When Japan finally opened up to foreign contact over two centuries later,
日本が二世紀にわたる鎖国を解いて外国と交流を始めたとき、

those skilled toy developers led the way in adapting Western technology for more practical uses.
そうした技巧を凝らした玩具の作り手たちは、西洋の技術に触れる機会を得て、それらをより実用的に使い始めた。

In 1875, for instance, the doll-maker Tanaka Hisashige started Tanaka Seisakusho (Tanaka Engineering Works), Japan’s first mechanical engineering company;
例えば1875年、人形師の田中久重は、日本初の機械工学企業である田中製造所を始める、

64 years later, after a major merger, it became known by the more familiar name Toshiba.
64年後、大規模な合併を経て、この会社は誰もが知る会社名、東芝となった。

Though proto-robots went out of fashion during Japan’s rapid 20th-Century modernisation, the idea of mechanical beings as amusements may have lingered in the national consciousness.
日本の20世紀の急速な近代化の中で、最初のロボットは時代遅れとなったものの、機械的な創造物を娯楽と捉える考え方は、日本人の民族意識の中に生き続けているかもしれない。

When Masahiro Mori, the researcher who coined the term “uncanny valley,” a noted robotics thinker, first started to do research on robots in the 1970s, he found it difficult to be taken seriously.
研究者であり著名なロボット工学者、さらに「不気味の谷」という造語の発案者、森正弘氏は1970年代にロボット研究を始めたが、それらを周囲にまとも受け取ってもらう難しさを実感したという。


coined term「造語」。

The phrase, which refers to the discomfort we feel when confronted with human-like entities, seemed at odds with Japan’s relationship with robots.
「不気味の谷」という言葉は、人間に似た物体に私たちが感じる気持ち悪さを表しているのだが、これは日本人のロボットとの関係から見れば、少しおかしなことに思える。

“In those days, people didn’t think universities should be doing research on robots,” he said in an interview with the magazine IEEE Spectrum.
「当時は大学でロボットを研究するなんて、誰も思っていませんでした」と彼は雑誌のインタビューで答えている。

“They thought that it was frivolous to be working on a ‘toy’.”
「みんなロボットなんて下らないおもちゃだろうと考えていたのです」。


frivolous「軽薄、くだらない、不真面目な、取るに足らない、ばかげた」。

Japan had been forced to demilitarise during the American occupation, and the officially pacifist nation put little effort into using robots as weapons.
日本はアメリカに占領されている間に非武装化を強いられ、平和主義国家となり、武器としてのロボット活用には力を注がなくなった。


demilitarise「武装解除する、非武装化する」。

pacifist nation「平和主義国家」。

put effort into~「~に力を入れる」。


森正弘氏の「不気味の谷」というのは、この記事で初めて知りました。

人間はロボットがいかにも機械的な見かけから、ヒトに近づくと親しみを覚えるものの、あまりにもそれが近づくと「気味が悪い」と感じるようになる。

しかしそのポイントを超えて、更にヒトに近づくと、また親しみを感じるようになると。

そしてこの「気味が悪い」と感じるポイントを「不気味の谷」と言うそうです。

「不気味の谷」の研究は、今後人間がロボットと暮らす社会を目指す上では欠かせないテーマのようで、もし家庭で様々な手伝いを担うようなロボットに不気味さがあっては、確かに困りますよね(笑)。

「不気味の谷」を上手く外した外観で、可愛い系が良いとか、綺麗・ハンサム系が良いとか、ロボットを選べる時代が来るのかもしれません。

個人的には猫型ロボット!

それもドラえもんというよりは、「猫の恩返し」のバロンみたいな・・・かなり高そうですが(笑)。


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