昨日から「Why Japan is so successful at returning lost property – なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」を読んでいます。
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(1)
・「なぜ日本では落し物が戻ってくるのか」(2)
“When I was living in San Francisco, I remember a news story about someone in Chinatown who lost their wallet and someone else turned it in to the police,”says Kazuko Behrens, a psychologist from SUNY Polytechnic Institute, New York, US.
「私がサンフランシスコに住んでいた時、チャイナタウンで誰かが無くした財布が警察に届けられたことがニュースになっていました」とニューヨーク州立工科大学のカズコ・ベアレンズ氏。
It was such a rare case that the finder was interviewed on the local news channel and given the title “Honest man”.
財布を見つけた人が「正直者」として、ローカルニュースのインタビューを受けていたことからも、それがかなり珍しい事だと分かる。
Such acts of ostensible integrity aren’t such a rarity in Behrens’s native Japan.
そうした表向きの正直さは、ベアレンズ氏の母国日本では珍しいことではない。
ostensible「表向きの、表面上の、見せかけの、建前の」。
“For [Japanese people] it is like, ‘Yeah! Of course they would hand it in.’“.
「日本人ならば『そりゃ、もちろん警察に届けますよ』となるでしょう」。
In some ways it has become more rare if you don’t turn in a wallet.
むしろ財布を拾ったら届け出ない方が珍しいほどだとか。
That would be a real surprise.
これはとても驚きだ。
What’s in it for the finder to be honest enough to hand in the item?
落し物の発見者がこれほど正直とは、一体そこに何があるのだろう?
It doesn’t seem to be for the finder’s fee or the opportunity to claim the lost property for themselves.
どうやら謝礼金や、遺失物がいずれ自分の物になるかもという期待からとは違うようである。
Of the 156,000 mobile phones that were handed in that year, none were given to the finder or claimed by the State.
昨年は15万6,000個の携帯電話が届け出られたが、それらが発見者に与えられることも、国が受け取ることもなかった。
(The 17% that were not reunited with their owner were destroyed.)
(持ち主の現われなかった17%は破棄された。)
サンフランシスコのチャイナタウンは、もうかなり前に行ったことがあります。
「イヤーオブザドラゴン」みたいな感じかとドキドキして行ったら、全くクリーンで明るい一角で、怪しさはあんまり感じませんでした。
もちろん純白スーツのジョン・ローンもいませんでした(笑)。
ただあの一角にもし財布を落としたら、まあ戻ってこないよなーという雰囲気はあったと思います。
サンフランシスコに限らず大体どこでもそうですよね。
普段日本に住んでいると忘れてしまいますが、確かに日本の大都市には他国にない安心感(強盗も少ないし殺される心配も少ない)はある気がします。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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