BBCを英語で読む「料理とベイキングが心の空白を埋める」（７）

先日から「Why cooking and baking fill a void -「料理とベイキングが心の空白を埋める」を読んでいます。

A dash of control

Although the science is still developing, some mental-health professionals have tied cooking and baking into their practises, with positive results.
科学はまだ発展途上だが、メンタルヘルスの専門家の中には、料理とベイキングを研究に取り入れて、良い結果を得ている例もある。

Julie Ohana, a culinary-art therapist in Michigan, has been examining the relationship between cooking and therapy since for 20 years.
ミシガン州の料理療法士であるジュリー・オハナは、20年前から料理とセラピーの関係を調べてきた。

Ohana – who has personally found cooking soothing for years -
個人的に長年料理の癒し効果を見てきたオハナは、

soothing「なだめる、慰める、やわらげる、（心を）静める・落ち着かせる」。

has found that when she works with clients in a kitchen, people are reminded “that they really can be present in a moment that can be positive and uplifting and empowering”.
キッチンでクライアントと一緒に調理をする時、人々が「本当に前向きな気持ちになって高揚し、元気づけられる瞬間がある」ことに気づくという。

empower「権限を与える、～を出来るようにする、～することを許す、（人に）自信を持たせる、力づける」。

“There’s repetition and a quietness about reading and focusing on a recipe and putting together a dish while you use your senses, smelling the aromas of spices coming together,” says Ohana.
「レシピを読んで集中し、一緒にスパイスの香りを嗅ぎつつ五感を用いて料理を組み立てる行為には、反復と静けさがあります」とオハナは言う。

put together「まとめる、寄せ集める、合計する、考え合わせる、組み立てる、構成する、一緒にする、結合する」。

“When there’s a lack of control and knowing what’s going to happen in the world, that goes a long way to be able to say:
「周囲の行く末が自分でコントロール出来ない時、こう言える事には大きな役割があります：

go a long way to～「～するのに大いに役立つ・大きな役割を果たす、～するのに貢献する」。

‘I’m reading something, and in 30 minutes, I’m going to create and end up with X’.
“私はある物を読んでいて、これから30分で何かを作り終えるつもりだ”と。

And you do – and that feels wonderfully satisfying.”
そして実行する – すると素晴らしい満足感を得られます。」

料理は先の結果が予測できるし、自分で過程もコントロール出来る。

そして思い描いた物を仕上げると、とても満足感を得られるので、それが心の健康にも良いのではないかという話でした。

料理はゴールが先に見えていて、そこに向かって仕上げていくので、予測不能な不安感や不快感が少なく達成感はあるってことなんでしょうかね。

この間ショッピングモールに行ったら、モール内の料理教室が生徒さんで満員でビックリしたんですが。

この記事を読むとなるほど・・・新しい料理に挑戦してそれを達成することは、不安な世の中をしばし忘れて幸福を感じる一つの方法なのかな～と、そんな風に思えてきました。

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