昨日から「Japan’s delicious fire-seared delicacy -「日本の美味しい火あぶり珍味」を読んでいます。
黒潮が運んでくれる高知のカツオ。
・「日本の美味しい火あぶり珍味」(1)
Often called “skipjack tuna”, these smaller cousins of tuna are normally found deep at sea,
よく「カツオ」と呼ばれるこの小さなマグロのいとこ達は、通常、海の奥深くに居るが、
but they swim unusually close to shore just off the Kochi coastline, following large schools of sardines carried by the Kuroshio current.
黒潮によって運ばれる大きなイワシの群れを追って、高知の海外線からすぐの海岸付近で例外的に泳ぐのだ。
skipjack「水中からとび上がる魚」。
skipjack tuna(水中から飛び上がるマグロ)=「カツオ」。
This close proximity allows Kochi residents to eat the fish at its freshest,
この近さによって高知の人々は新鮮な魚を食べられる、
proximity「(空間的に)近いこと、近接、近辺」。
and over the years, local chefs here have developed a dramatic cooking technique to maximise the bonito’s flavour.
そして地元のシェフ達は、カツオの風味を最大限に引き出すべく、長年にわたって飛躍的な調理法を編み出してきた。
dramatic「劇的な、飛躍的な、大規模な、目覚ましい、印象的な、大げさな、芝居がかった」。
The tataki cooking technique is now used around the world, but it originated here in Kochi.
タタキの調理法は今や世界中で使われているが、元はここ高知が発祥である。
originate「~に源を発する、起こる、始まる、始発する」。
Literally meaning “to hit”, it’s a brief searing method lasting around 90 seconds, in which fish or meat is cooked over towering straw-fuelled flames.
文字通り「叩く」を意味し、簡単に約90秒ほど焼く方法で、藁を燃料とした高くそびえる炎の上で魚や肉を調理する。
The flames partly cook the outside of the fish, searing its dark flesh black and leaving its exterior with an intense, smoky barbecue flavour while its inside retains a raw and succulent sashimi quality.
炎は魚の外身を部分的を調理し、血合いを黒く焼いて強烈に燻されたバーベキュー風味を残し、内側はジューシーな刺身の状態を維持する。
dark flesh「(魚の)血合」。
succulent「汁の多い、水気の多い、(サボテンのように)多肉多汁組織の」。
Chefs roughly cut it with huge knives into thick slices and serve it alongside spring onions, ginger and garlic and seasoned with salt or soy sauce.
シェフがそれを巨大な包丁で厚い切り身にして、ネギ、生姜、ニンニクと共に塩または醤油で調味する。
カツオは英語で skipjack tuna(水中から飛び上がるマグロ)、ただ tuna は正確には「スズキ目サバ科マグロ属に分類される魚の総称」で14~15種類含まれ、その中にカツオもあるということになります。
タタキは外側を炙ることで血合いを焦がして、血の匂いを抜くってことなんでしょうかね。
牛肉の場合は、食中毒を引き起こすような菌は表面にあるので、そこを火で炙ることで殺菌になり、安全に生肉の味わいを楽しめるのだとか。
この「タタキ」という調理法は、高知で生まれたものだったんですね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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