先日から「Is Japanese anime going mainstream? -「日本のアニメは主流になるのか?」を読んでいます。


・「日本のアニメは主流になるのか?」(1)
・「日本のアニメは主流になるのか?」(2)
・「日本のアニメは主流になるのか?」(3)
・「日本のアニメは主流になるのか?」(4)
・「日本のアニメは主流になるのか?」(5)

As McCarthy points out, “The wonderful thing with animation is that origination costs are just paint and imagination”,
マッカーシー氏はこう指摘する「アニメーションの素晴らしい点は、創作費用が絵具と想像力だけで済むことです」


origination「発生、始まり、起点、(抵当権の)設定費用、創作、発明」。

in contrast to traditional film-making, even in the age of computer technology, where personnel, infrastructure, and technical costs mount rapidly.
それに引きかえ従来の映画製作では、コンピュータ技術の時代になっても、人件費、インフラ、技術費用がすぐに積み上がる。

“Animation frees imagination from the constraints of physical possibility,” McCarthy continues.
「アニメーションは、物理的な可能性の制約から想像力を解放してくれます」とマッカーシー氏は続ける。


constraint「強制、圧迫、束縛、制約するもの、窮屈な感じ、気がね」。

“Your actors can look like whatever you want;
「そこに出てくる演者はあなたの好きに出来ます、

no costume or setting is too expensive;
どんな衣装や設定でもお金がかかり過ぎるとは言われないし、

no special effect is too risky.
どんな特殊効果でもリスクはさほどありません。

For some reason, Western animators didn’t really exploit that freedom to the full until anime made an impact [in the West].”
どういうわけか欧米のアニメーターは、アニメが(西欧で)普及するまでその自由度を十分に発揮できませんでした。」

In a lot of places, until recently, animation was considered to be the province of children, and everyone was aiming for (and missing) another Snow White and the Seven Dwarfs,
多くの場所で、つい最近までアニメは子供のものと考えられており、誰もが「白雪姫と7人の小人たち」のような作品を目指していた(そして出来ずにいた)、

the 1937 film that became one of the prototypes of ‘Disneyfication’, the sanitised world of commercial kids’ films.
1937年公開のこの作品は「ディズニー化」、すなわち商業的な子供向け映画の健全な世界、の原型の一つとなった。



やっぱり製作コストが、実写とアニメではかなり違うと。

どんなに舞台装置や衣装が凝っていても、それを描く力量があれば、アニメの方が段違いに安い費用で壮大な世界を作れるんですね。

それに実際の俳優を使う際には必ず生じる、細かな契約条項や制約も無し。

その代わり出演者のネームバリューで宣伝することは出来ないので、作品自体の魅力・強さは絶対に必要になりますね。

製作側も昨今の流れから、アニメに費用をかけた方が報われるチャンスが多いと判断するようになってきているのかも?

そうであれば質の高い日本アニメにとっては、大きなチャンス到来!かもしれませんね。


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