先日から「Japan’s special take on a packed lunch -「日本の駅弁への思い入れ」を読んでいます。

日本の駅弁への思い入れ


・「日本の駅弁への思い入れ」(1)
・「日本の駅弁への思い入れ」(2)
・「日本の駅弁への思い入れ」(3)
・「日本の駅弁への思い入れ」(4)
・「日本の駅弁への思い入れ」(5)

Unlike fast food in the Western world, where price often trumps quality and options tend to be standardised, ekiben thrives on the local elements of its hometown.
欧米のファストフードのように価格が質を左右し、選択肢も画一化されがちなのとは違い、駅弁は郷土色が豊かだ。

Heirloom vegetables, unique cooking methods, specialised rice varieties, local crafts and even folktales play a part in an ekiben’s appeal.
土地で受け継がれる野菜、独特の調理法、こだわりの米、地元の工芸品、そして民話すらも駅弁の魅力の一つ。

Seasonality is also important.
また季節感も重要だ。

In his article, Savour Slowly: Ekiben: The Fast Food of High-Speed Japan, Paul Noguchi, former professor of anthropology and sociology at Pennsylvania’s Bucknell University, writes,
「じっくり味わう 駅弁・高速日本のファストフード」という記事の中で、ペンシルベニア州立バックネル大学の元人類学・社会学教授ポール・ノグチ氏は、次のように書いている


anthropology「人類学」。

“A certain vegetable may be in or out of season and a particular species of fish is just beginning or ending its run.
「ある野菜が旬を迎えたり終えたり、ある魚が出回りだし、終わっていく。

Thus ekiben provide the finest local foods available, but always during a particular season, and by doing so combine the best of time and place.”
このように駅弁は、最高の食材を常に特定の季節に供することで、時と場所を選ばず、その土地で採れる最適なものを提供できるのです。」



「旬を味わう」は、大切な食のキーワードかもしれません。

野菜、魚は特にそれがあり、いずれも日本人が大好きな食材なので、必然的に旬を意識する文化が育ちます。

ならばもちろん駅弁にもそれを反映させるし、それがウリにもなる。

そうやって豊かな駅弁文化が築かれていったのかなと思います。


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