先日から「Is Japan losing its umami? -「日本は“うまみ”を失っている?」を読んでいます。
・「日本は“うまみ”を失っている?」(1)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(2)
According to Yamamoto, a kioke isn’t just a vessel,
山本さんによれば、木桶は単なる器ではない、
it’s the essential ingredient needed to make soy sauce, as the grain of the wood is home to millions of microbes that deepen and enrich the umami flavour.
木目にはうま味を深めてくれる数百万もの微生物が生息しており、醤油づくりには欠かせない材料なのだ。
Because this bacteria can’t survive in steel tanks, many commercial companies pump their soy sauces full of additives.
この菌はステンレスタンクでは生きられないため、多くの市販の醤油には添加物がたっぷり入っている。
So unless you’ve visited an ancient craft brewer or artisanal store in Japan, you’ve likely only tasted a thin, salty imitation of a complex, nuanced brew.
なので日本古来の醸造元や職人の店を訪れない限り、複雑なニュアンスを持つ醸造醤油の、薄くて塩辛い模造品しか味わったことがないかもしれない。
For the past 150 years, the Yamamotos and their millions of microbes have been making the family’s Yamaroku soy sauce by mixing soybeans with wheat, salt and water, and letting it ferment in a four-year process.
過去150年間、山本家とその数百万の微生物は、大豆に小麦、塩、水を混ぜ、4年かけて発酵させ、ヤマロク醤油を作り続けてきた。
But as more and more of Japan’s soy brewers have swapped their wooden barrels for steel tanks, a big problem has occurred:
しかし木桶からステンレスタンクに切り替える蔵元が増えるにつれ、大きな問題が生じてきた
the country is running out of kioke, and almost no-one knows how to build them.
木桶が足りなくなり、木桶の作り方を知る人がほぼ居なくなったのだ。
In the last seven years, Yamamoto has set out to learn this ancient craft and teach it to others to try to ensure its survival.
この7年間、山本さんはこの古来からの技術を学び、他の人にも教えることで、その存続に努めてきた。
ヤマロク醤油さんのサイトを見ると500mlで約1,200円(税別)なので、通常スーパーで300円前後で買える1L(ヤマロク醤油2本分)の醤油と比べると、約8~10倍くらいの価格になりますか。
ならば煮物などにじゃんじゃん使うというより、冷奴やお刺身など、醤油の味もじっくり味わえるものに厳選して使いたい。
市販の醤油は添加物たっぷり、と言われると、ちょっとウッとなりますが、そもそも本物が数百円で手に入るはずもありませんものね(汗)。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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