先日から「Why you should never drink whisky on the rocks -「ウィスキーはロックで飲むな」を読んでいます。
・「ウィスキーはロックで飲むな」(1)
・「ウィスキーはロックで飲むな」(2)
Islay whiskies get their signature flavour from smoking peat – the same vegetation that Scots have long been burning to heat their homes – in order to dry the malted barley used to create whisky.
アイラ産ウイスキーの独特の風味は、ウイスキーの原料となる麦芽を乾燥させるために、スコットランド人が昔から暖房用に燃やしていた植物、ピートを燻すことで生み出されている。
The results are polarising;
その結果は、二極に分かれる
some purists believe the peat takes away from the true flavour of the whisky, others become addicted, perpetually searching for something peatier.
ピート香がウイスキー本来の風味を損なうと考える純粋主義者もいれば、よりピート香の強いものを求めて病みつきになる人もいる。
The amount of peat used varies widely.
ピートの使用量は千差万別。
Bruichladdich is the only Islay distillery known for its non-smoked whiskies.
ブルイックラディックは、アイラ島で唯一、燻しを行わないウイスキーで知られる蒸留所である。
Laphroaig, on the other end of the island and the other end of the peat spectrum, unapologetically overwhelms the palate with peat.
ラフロイグは島の反対側、ピート使用圏のもう一方の端に位置し、堂々とピートで味覚を圧倒する。
unapologetically「弁解・謝罪をせずに、堂々と・悪びれずに認める」。
Laphroaig’s recent “Opinions Welcome” campaign received feedback that varied from “like chewing on a well-tarred fishing boat” to “drinking the inside of an antique store”.
ラフロイグが最近行った「意見募集」キャンペーンでは、「よく手入れされた漁船を噛んでいるようだ」「アンティークショップの中身を飲んでいるみたい」といった様々な感想が寄せられた。
The opinion that resonated most with me reads, “It’s like fighting a peat bog monster that is on fire, but suddenly you both pause, look in one another’s eyes and kiss.”
その中で最も私の心に響いた感想は「火のついたピートの怪物が戦っていたら、突然両者が立ち止まり、互いの目を見てキスをするような感じ」というもの。
Wine drinkers like to talk about terroir:
ワインを飲む人はテロワールを語りたがる、
the environmental condition, geology and geography that give a wine (and the grapes that make it) its unique flavour.
それはワイン(およびその原料となるブドウ)に独特の風味を与える環境条件、地質学、地理学を指す。
However, it takes a connoisseur of snobbish proportions to know a wine’s exact origin from a blind taste.
しかしながらブラインド・テイスティングでワインの正確な原産地を知るには、キザっぽさ全開の目利きが必要だろう。
connoisseur「(芸術の)鑑定家・目利き、専門家、玄人、通」。
Even an amateur drinker would probably know in one sip whether a whisky came from Islay.
アイラ産のウィスキーならば、素人でも一口でそれがアイラ島産かどうか分かるはず。
ワインのブラインド・テイスティングは、素人がやろうとも、またやれるとも思わないワイン通だけの名人技だと思っていますが、アイラ産ウィスキーに関しては、ほぼ誰でも分かるくらい強い個性があるんですね。
その意味では、ワインより気取らない骨太のお酒という印象を抱きました。
ラフロイグは名前もカッコいいし(笑)、バーで一度は口にしてみたい銘柄。
ただ味はそんなナンパな動機は跳ね返されそうなゴツさを秘めていそうですね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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