今日から「Stendhal syndrome: The travel syndrome that causes panic -「旅行中にパニックを起こすスタンダール症候群」を読んでいます。
Gazing up at Leonardo da Vinci’s Adoration of the Magi in the rarefied corridors of Florence’s Uffizi Gallery, I began to feel unusual.
フィレンツェのウフィツィ美術館の高貴な回廊で、レオナルド・ダ・ヴィンチの「東方三博士の礼拝」を見上げている時、私は調子が悪くなった。
My stomach tightened and my heart raced; my knees buckled and my palms felt clammy.
胃が締め付けられ、心臓が高鳴り、膝ががくがくして、手のひらが締めつけられるような感じ。
Were the chicken liver crostini from lunch coming back to bite me? Probably.
昼食に食べた鶏レバーのクロスティーニが戻ってきた? かもしれない。
For some visitors to Florence, though, these are the symptoms of an acute illness that has nothing to do with food poisoning and everything, it would appear, to do with the city’s abundance of great art.
だがフィレンツェを訪れる人の中には、食中毒とは関係なく、この街に溢れかえる美術品に関連する急性疾患の症状をきたすことがある。
Stendhal syndrome is said to be a psychosomatic condition brought on by exposure to Florence’s embarrassment of artistic riches.
このスタンダール症候群と呼ばれるものは、フィレンツェのあまりの芸術の豊かさによって引き起こされる心身症だと言われている。
embarrassment of riches「(ありあまるほどの豊かさからくる)贅沢な悩み」。
It takes its name from the French writer Marie-Henri Beyle, better known by the pen-name Stendhal, who, in 1817, wrote of his trip to the Tuscan capital:
1817年、スタンダールというペンネームで知られるフランスの作家マリー・アンリ・ベイルが、トスカーナの首都への旅を綴ったことから、そう名付けられた、
“I was in a sort of ecstasy from the idea of being in Florence… I was seized with a fierce palpitation of the heart… the well-spring of life was dried up within me, and I walked in constant fear of falling to the ground.”
「私はフィレンツェにいることを思い、一種の恍惚状態にあった・・・激しい心臓の動悸に襲われ・・・私の中で生命の源泉が枯渇し、常に地面にくずおれることを恐れて歩いていた。」
スタンダール症候群、初めて聞きました。
一種、極度の興奮状態におかれて具合が悪くなる、ということなんでしょうか。
本屋さんに行くとワクワクしてトイレに行きたくなる現象、あれの究極版かな?と個人的には想像するんですが・・・。
感性が豊かな人だけが体験する症状なのかもしれない、そう思うと、これを未だ知らない自分は無粋な気がしてちょっと落ち込みますが(笑)、早速読んでいきましょう!
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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