先日から「The scandalous roots of the amusement park -「遊園地のスキャンダラスな起源」を読んでいます。
・「遊園地のスキャンダラスな起源」(1)
・「遊園地のスキャンダラスな起源」(2)
・「遊園地のスキャンダラスな起源」(3)
・「遊園地のスキャンダラスな起源」(4)
・「遊園地のスキャンダラスな起源」(5)
・「遊園地のスキャンダラスな起源」(6)
・「遊園地のスキャンダラスな起源」(7)
The line between Pleasure Gardens and amusement parks gradually became blurred in certain Scandinavian and European venues.
北欧やヨーロッパの一部では、プレジャーガーデンと遊園地の境界が次第に曖昧になっていった。
Tivoli Park in Copenhagen – which opened in 1841, and is thought to have inspired Walt Disney
1841年に開園したコペンハーゲンのチボリ公園は、ウォルト・ディズニーにインスピレーションを与えたと言われており、
- began offering coconut shies and other games of chance, and gradually expanded to offer switchback railways, dodgem cars and a wooden roller coaster.
ココナッツシャイ(標的落とし)などのゲームから始まり、スイッチバック鉄道、バンパーカー、木製ローラーコースターなど、徐々に拡大していく。
Vienna’s Prater had been open to the public since 1766, and eventually became home to the WurstelPrater amusement park famed for its ferris wheel which appears in Carol Reed’s acclaimed 1949 film The Third Man.
ウィーンのプラーターは1766年から一般に公開され、やがて1949年のキャロル・リード監督の映画「第三の男」に登場する観覧車で有名なヴルステル・プラーター遊園地となった。
But the concept of an enclosed, permanent amusement park undoubtedly originated with Coney Island in New York.
だが周囲を囲われた常設の遊園地というコンセプトでは、間違いなくニューヨークのコニーアイランドが発祥である。
The island had been attracting visitors since the 1800s but from 1897 to 1904 it created three lavish mini environments, Steeplechase Park, Luna Park and Dreamland, which would dramatically transform the concept of entertainment.
1800年代から観光客を集めていたこの島は、1897年から1904年にかけて、スティープルチェイスパーク、ルナパーク、ドリームランドという3つの豪華なミニ環境を作り、娯楽の概念を劇的に変える。
Each had an individual entrance and admission fee, and offered ever more elaborate attractions.
それぞれに入場料が設定され、趣向を凝らしたアトラクションが展開された。
Luna Park had A Trip to the Moon in which the airship Luna took 30 passengers up past Niagara Falls
ルナパークには「月への旅」があり、飛行船ルナが30人の乗客をナイアガラの滝を越え
and above the Earth’s curvature before depositing them in grottoes where they could visit the Man in the Moon’s Palace and come away with souvenir chunks of green cheese.
地球の湾曲の上空まで連れて行き、洞穴に沈み、月の宮殿を訪問し、グリーンチーズの塊をお土産に持って帰ってもらうのだ。
curvature「湾曲、ひずみ、(体の器官の)異常な湾曲、曲率、曲度」。
grotto「小さなほら穴、グロット」。
ルナパークは、確かに現代の遊園地のコンセプトになっていますね!
今から100年以上前に、そういうアイディアがアメリカから出てきたと。
ヨーロッパのどこか淫靡で退廃的な「大人の」遊園地が、アメリカで明るく健全な「家族向け」に漂白されたという感じがします。
どちらが好きかは別として、ここから今の皆が思い描く遊園地が始まるのですね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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