今日から「How to tip around the world -「世界のチップ事情」を読んでいます。

世界のチップ事情


The ongoing debate about tipping culture in the United States has been reignited with the recent news that employees at the first-ever unionised Apple Store in the US are proposing asking for tips.
アメリカで初めて組合が結成されたアップルストアの従業員が、チップを要求することを提案したという最近のニュースで、アメリカにおけるチップ文化に関する継続的な議論が再燃している。

It has sparked intense debate about tipping culture in North America, which people believe is getting out of control.
北米のチップ文化について激しい議論が巻き起こり、制御不能になりつつあるようだ。

Already, buzzwords like “guilt tipping”, “tipping fatigue”, “tip creep”, “viral tip shaming” and “tipflation” are creeping into the lexicon.
すでに「ギルト・チップ」、「チップ疲れ」、「チップ乞い」、「拡散するチップの恥」、「チップフレーション」といった流行語が辞書に忍び込んでいる。


lexicon「辞書、(特定の言語・作家・作品・分野などの)語彙、語彙集、語彙目録」。

The divisive practice has spread across the world
この分裂的な流れは世界中に広まり、

- most recently causing controversy in Spain – but not everywhere embraces the culture with such vim and vigour as Americans do.
最近ではスペインで物議を醸したが、アメリカ人ほど盛んにこれを受け入れる国ばかりではない。


vim and vigour「活力、精力、元気」。

In France, “service compris” means the gratuity is already included in the bill.
フランスでは「service compris(サービス・コンプリ)」とは、チップがすでに請求書に含まれていることを意味する。

In other places, particularly in East Asia, the lack of any tipping tradition is a source of pride.
他の地域、特に東アジアでは、チップの習慣がないことが誇りの源ともなっている。

To highlight the age-old tipping dilemma,
古くからあるチップのジレンマを浮き彫りにするために

here are places with their own distinctive tipping traits,
それぞれのチップの特徴を持つ場所を紹介する、

each picked because of what they say about the culture of appreciation and how their tipping attitudes reflect wider aspects of society.
ここに取り上げるそれぞれは、感謝の文化や、チップに対する考えが、社会のより広い側面をどう反映しているかについて語るものである。



チップ・・・日本人が海外に行くと、ちょっと困る習慣の一つかなあと思います。

日本でも旅館や料亭の仲居さんに心付けを渡すことはあるので、日本にチップの習慣が全くないとは言えませんが、欧米のそれとは違う気もします。

チップをもらう前提の店は、サービスの良し悪しに関わらず請求してくることもあり、そんな時はこのチップというものは、どういう意味で支払うものなのか、釈然としないことも(笑)。

少なくとも日本においては、心付けを受け取って下さった仲居さんが、お客へのサービスをおろそかにする場面に出会ったことはなく、そのプロ意識に敬意を示す意味でお渡しするのはよく理解出来るのですが。

なんとなく海外の、それも世界有数の観光地におけるチップは「ただの慣習」と化しているような、それでいて無視できない金額であることも多く・・・まあともかく先を読んでいきましょう(笑)。


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