先日から「Why are bed bugs so difficult to deal with? -「なぜトコジラミ対策は難しい?」を読んでいます。
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(1)
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(2)
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(3)
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(4)
・「なぜトコジラミ対策は難しい?」(5)
This means the bed bugs with genes that still make them susceptible to the insecticides don’t live to pass on their DNA, while those that are resistant do, allowing the population to rapidly become difficult to get rid of.
つまり、まだ殺虫剤に弱い遺伝子を持つトコジラミはDNAを受け継がず、耐性を持つトコジラミがそれを受け継ぐため、その集団は急速に駆除が困難になるのだ。
So, is the same true in the rest of the world?
果たして他の国でも同じだろうか?
In 2018, Booth worked with Ondřej Balvín, a ecologist at the Czech University of Life Sciences in Prague.
2018年、ブースはプラハにあるチェコ生命科学大学の生態学者、バルヴィンと仕事をした。
Together they sequenced the genes of 393 bed bugs taken from 131 unique sites of infestation across Europe.
彼らは、ヨーロッパ全土の131カ所から採取した393匹のトコジラミの遺伝子の塩基配列を並べていった。
Countries sampled included the UK, France, Germany, Switzerland, Italy, Poland, Sweden as well as others.
イギリス、フランス、ドイツ、スイス、イタリア、ポーランド、スウェーデン、そしてその他の国々のサンプルをだ。
They found that only 3.8% of bed bugs were susceptible to pyrethroid insecticides, with 93.5% of the bed bugs had a single mutation.
その結果、ピレスロイド系殺虫剤に感受性があるのはわずか3.8%で、93.5%が単一の突然変異を有していた。
Unlike the US, however, none had acquired two mutations.
しかしアメリカとは異なり、2つの変異を獲得した個体はなかった。
It appears something was happening in US bed bug populations to drive a higher rate of mutation.
アメリカのトコジラミの個体群には、突然変異の発生率を高める何かが起こっていたようだ。
It’s possible that at some point in the past, a female bed bug with a single mutation randomly adopted a second mutation.
つまり過去のある時、単一の突然変異を持つメスのトコジラミが第2の突然変異を採用した可能性がある。
As it essentially made the bed bug immune to over the counter insecticides, that variant spread like wildfire amongst the population.
その結果、市販の殺虫剤が効かなくなり、その変種は彼らの間に野火のように広がったのだ。
variant「異なる、相違した、変形、別形、(つづりや発音の)異形、異文、異本、変異体」。
アメリカの殺虫剤とヨーロッパの殺虫剤の成分が違っていて、それが変異の違いの要因になっているのでしょうか。
また気温もヨーロッパはアメリカに比べて恐らく低い場所も多く、冬に全て死に絶えて一旦リセットされるとか?
でも今はもう恐らくアメリカから、スーパー変異体も入っているでしょうね・・・。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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