イギリスのテクノバンド、Human Leagueの1981年の大ヒット曲。同年クリスマスシーズンの英国チャートでNo.1に輝いています。
男の力を借りて(と、男は思っている)成功をつかんだ女と、成功者となった女から別れを切り出された男、2人の言い分が交差する内容になっており、最近だと、Gotyeの「Somebody That I Used To Know」もそんな構成でしたね。
もう30年も前の曲ですが、今の若い人たちにはPerfumeっぽいテクノサウンドが、かえって新しく感じられるかもしれません。最近、アメリカの学園ドラマ「Glee」の第2シーズンにこの曲が登場し、出演者たちの歌うニューバージョンも話題になりました。
歌詞がわりと聞きやすく、日常会話に使えるフレーズもたくさんあると思います。


You were working as a waitress in a cocktail bar, when I met you
俺がお前と出会った頃、お前はカクテルバーでウェイトレスをしてたっけな

I’m working as a clerk in an insurance company(保険会社で事務員をしています)なんて感じで、早速使えそうなフレーズです。

I picked you out, I shook you up and turned you around
俺はお前を見出し、目を覚まさせてやった

ここは、shook upは「驚かす、揺さぶる」という意味なので、シケた店でこんなことやってていいのか?と彼が彼女を揺さぶって「目を覚まさせた」というイメージです。

Turned you into someone new
お前を変身させてやったんだ

Turned you into someone new「お前を新しい誰かに変えた」= 変身させた、としています。
そういえば、カイリー・ミノーグがヒットさせ、Winkが「愛が止まらない」としてカバーした曲に“Turn it into love”という曲がありました(しかしWinkの曲の内容は、カイリーの歌う歌詞とは全くリンクしていません(-_-;))。

Now five years later on you’ve got the world at your feet
あれから5年が過ぎて、今や世界はお前の言いなりさ

Success has been so easy for you
お前にとっちゃ、成功なんぞ軽いもんだろう

But don’t forget it’s me who put you where you are now
けど忘れるなよ お前をそこまでにしてやったのは俺だってことを

And I can put you back down too.
何ならお前を元いた場所に戻すことだって出来るんだぜ

put backは「(元の場所に)戻す」、また場末のウェイトレスに戻してやろうか、と言ってるわけです。


Don’t. Don’t you want me?
もう俺はいらないってのか?

You know I can’t believe it when I hear that you won’t see me
お前がもう俺に会いたくないなんて、信じられない話だぜ

Don’t. Don’t you want me?
もう俺はいらないってのか?

You know I don’t believe you when you say that you don’t need me
俺がもう必要ないなんて、信じられるわけないだろ


It’s much too late to find
気づくのが遅すぎたってわけか

When you think you’ve changed your mind
お前の心変わりに

You’d better change it back or we will both be sorry
考え直した方がお互いのためじゃないのか

直訳だと「お前のその考えを引っ込めないなら、2人とも後悔することになるぜ」という感じですね。


(※)
Don’t you want me, baby?
もう俺がほしくないのか、ベイビー?

Don’t you want me? Oh!
もう俺はいらないのか?

Don’t you want me, baby?
もう俺がほしくないのか、ベイビー?

Don’t you want me? Oh!
もう俺はいらないのか?


I was working as a waitress in a cocktail bar
あたしはカクテルバーでウェイトレスをやってた

That much is true
確かにその通りよ

But even then I knew I’d find a much better place
だけどあたしにはもっとふさわしい場所があるってことは分かってた

Either with or without you
あんたが来ようと来まいとね

The five years we have had have been such good at times
この5年、あたしたち楽しかったわよね

I still love you
まだあんたを愛してるのよ

But now I think it’s time I lived my life on my own
だけどそろそろ、あたしも自分の道を行くときが来たって思うの

I guess it’s just what I must do
そうすべきだと思うのよ

I guess は「~だと思う(推測する)」、must~は「~しなければならない」でしたね。


Don’t. Don’t you want me?
もう俺はいらないってのか?

You know I can’t believe it when I hear that you won’t see me
お前がもう俺に会いたくないなんて、信じられない話だぜ

Don’t. Don’t you want me?
もう俺はいらないってのか?

You know I don’t believe you when you say that you don’t need me
俺がもう必要ないなんて、信じられるわけないだろ

It’s much too late to find
気づくのが遅すぎたってわけか

When you think you’ve changed your mind
お前の心変わりに

You’d better change it back or we will both be sorry
考え直した方がお互いのためじゃないのか

(※ くりかえし)

ワイルド感を表現したくて、なぜかスギちゃん風になっております(笑)。

1. pick out:(多数の中から)選ぶ
2. shook up:揺さぶる、震わせる
3. turn into:変わる、変身させる
4. world at (one’s) feet:~の言いなりになる
5. be sorry:後悔する
6. eather:(二者のうち)どちらでも


   


Human League といえば、この曲と並ぶ名曲「Human」がありますね。こちらは「Don’t You Want Me」より落ち着いて大人っぽい曲調で、当時(中学生くらい?)は、良い曲とは思ってもピンときませんでした。

しかし今聞いてみると心に沁みます・・・まあ簡単に言えば、男性が浮気を詫びる歌なんですが(笑)、40過ぎまで生きてみると「僕も(私も)生身の人間、間違いを犯すために生まれてきた」なんて壮大な歌詞(言い訳?)に妙に感動してしまいます。

だからって女性の方はカンタンに許しすぎじゃないか、とは思いますが、痴話ゲンカも3分ちょいで収集つけないといけませんので、仕方ないか(笑)。


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