先日から「How Britain’s taste for tea may have been a life saver -「英国の紅茶好みは、いかにして命を救ったか?」を読んでいます。

英国の紅茶好みは、いかにして命を救ったか?


・「英国の紅茶好みは、いかにして命を救ったか?」(1)
・「英国の紅茶好みは、いかにして命を救ったか?」(2)
・「英国の紅茶好みは、いかにして命を救ったか?」(3)

But when 1784′s Tea and Windows Act went into effect, the tax on tea went from 119% to just 12.5% and tea consumption exploded.
しかし1784年に茶条例が施行されると、お茶に対する税金は119%からわずか12.5%になり、消費量が爆発的に増加した。

By the end of the 18th Century, even very poor peasants were having tea twice a day, tea historian Alan Macfarlane writes.
そして18世紀末にはとても貧しい農民でさえ1日2回お茶を飲んでいた、と紅茶史家のアラン・マクファーレンは書いている。

To see if this change correlated with decreased mortality, Antman compared death rates before and after this watershed moment.
この変化が死亡率の低下と相関関係があるかどうかを調べるべく、アントマンはこの分水嶺の前後の死亡率を比較した。


correlate with「~を互いに関係づける、~と互いに関係がある」。

For this she drew on the remarkable work of demographers E A Wrigley and R S Schofield, who in the mid-20th Century collected parish records from all over England spanning 1541 to 1871, including deaths.
このために彼女は、20世紀半ばに1541年から1871年までのイングランド全土の教区の死者を含む記録を収集した人口学者E・A・リグリーとR・S・スコフィールドの驚くべき仕事を利用した。

As expected, Antman found that death rates declined in both parishes with good water and those with bad – but there was a significant difference in the size of the decline.
予想通り、アントマンは水の良い教区でも悪い教区でも死亡率が減少していることを発見したが、減少幅には大きな相違があった。

Parishes with bad water saw death rates drop 18% more than those with good water.
水の悪い教区では、水の良い教区に比べて死亡率は18%低下していた。



水質の悪い区域の方が、お茶の普及後の住民の死亡率が大きく下がった。

ということは、やはりお茶を飲むために湯を沸かす行為が根付いたことが、その原因かなという気がしますね。

しかし水によって命を落とすという時代がイギリスにも確かにあり、今もそういう地域はあるのですよね。

清い水に恵まれた日本に暮らしていると、ついそのありがたみを忘れてしまいますが、非常に感謝すべきことだなと思います。


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