ホワイトカラー シーズン1 第4話より:
She likes a little, uh… cream in her coffee.
彼女はつまりその・・・何て言うか、いい友だちなんです。
「ホワイトカラー」は最近Dlifeで始まったので
試しに見てみたら面白いのなんの・・・ハマっています(笑)。
物語は天才詐欺師(a con artist)のニックと
FBI捜査官のピーターがコンビを組んで、難事件を解決するという
一話完結型になっています。
このニック役の俳優さん(マット・ボマー Matt Bomer)が、
完璧すぎて吐き気がするほどのハンサムです。
ずーっと見ていると本当に、船酔いみたいになってきます。
個人的にこんなに目が回るハンサムは
オペラ座のエトワール、マチュー・ガニオかこの人くらいです。
こういう人、世界にはいるんですね~(驚)。
もとは刑務所に服役していたニックですが
ずば抜けた頭の良さと、犯罪者ならではの推理力を買われて
条件付きで釈放され、FBIの監視下で仕事をしています。
冒頭の言葉はそんなニックの古くからの相棒、モジーのセリフです。
(モジー役の人って、SATCのスタンフォード役の人なんですね)
いつも捜査官ピーターに内緒で、ニックが秘密の仕事を頼む相手がモジーなのですが
たまたまニックの部屋に来ていたピーターと鉢合わせをしてしまいます。
そこでニックがとっさの機転を利かせ、モジーのことを
「彼はジューンの彼氏なんだ」と紹介するのです。
ジューンはニックが部屋を間借りしている大豪邸のオーナーの孫娘で
美しい黒人女性。
そこでモジーもとっさにニックに調子を合わせた一言が、このセリフでした。
ここで使われているlike(s)は、言葉のつなぎで
「え~と、その~、つまり~」といった意味合いになります。
次の言葉を繰り出すまでの、時間稼ぎのような役割もあると思います。
littleも似たような意味合いで「ちょっとした」というような意味ですね。
つまりちょっとこのセリフは、返答に困っている様子がうかがえます。
(そして結局このウソは、簡単にピーターにバレてしまいます)
さてこのセリフで特徴的なのは
cream in her coffee
です。
先ほどジューンは黒人女性と書きましたが
対するモジーは白人男性です。
クリームは白、コーヒーは黒、ということで
このcream in her coffeeは、
特に白人と黒人のカップルを言い表すときに使われるフレーズになります。
そして多分、ちょっと性的な含みもある表現ではないかと思います。
ただの友達より深い仲、という感じでしょうか。
(日本語のアテレコでは「いい友だち」としていましたが)
モジーは白人の男性ですから自分はクリーム(白)、
そしてジューンはコーヒー(黒)なので
cream in her coffee
となります。
もしジューンの側から同じことを言うとしたら
cream in my coffee
となるわけですね。
もともとはホイットニー・ヒューストン主演で映画化された
「ため息つかせて」で使われたセリフから広まった表現のようですが
この映画も黒人女性たちの生き方を描いた映画でしたね。
白でも黒でもない場合、ほぼ使う機会のない表現ではありますが
知っておくと役立つこともあるかも??しれません。
私の英語リスニングの相棒です
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。
ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。
そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。
「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。
私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。
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