前回、映画のDVDと台本でリスニング力を鍛える
というお話をしましたが
どんな映画でも良いかというと、あまり適さないジャンルも実はあるのです。

それは、

1.スラングの多すぎる作品
2.会話になまりのある作品
3.医療用語、裁判用語などの多い作品

といった映画です。

1の「スラングの多すぎる作品」は、
やはり会話を学ぶにあたっては、ふさわしくありません。

というのも、もしあなたが外国人から

「ていうか…」とか、
「マジで」とか、
「ウザい」とか、


そういう言葉で話しかけられたら、
やっぱりちょっと「アレ?」と思いませんか?

たどたどしいのは構わないと思いますが、
自分自身のためにも、
なるべく綺麗な言葉使いに親しんだ方がよいと思います。

2の「会話になまりのある作品」は
例えばロッキーシリーズとか、スパイク・リーの作品とか
民族的ななまりの英語が多く出てくる作品です。

やはりこれらは聞き取るのが難しく
発音の面でもお手本になるとは言い難い部分があります。
作品自体は面白いので、楽しめますが
英語の習得という面からいうと、避けた方が無難な作品です。

そして3の「医療用語、裁判用語などの多い作品」は
もうそのまま、専門用語が多すぎるので
日常的な会話を学びたいという目的には合いません。

このジャンルにも面白い作品はたくさんあるのですが、
選ぶと苦労するかな~と思います。

そういうわけで、これらを頭に入れた上で
ノアのおすすめする、リスニング練習向きの映画は
こんなラインナップです。


1.ノッティングヒルの恋人(原題:Notting Hill)


http://www.imsdb.com/scripts/Notting-Hill.html

何といってもヒュー・グラントの英語は美しいと思います。
(私はファンなので、ひいき目かもしれませんが・・・)
英語と一口に言っても、アメリカ英語、イギリス英語、オージー英語と様々ありますが、
やはりクイーンズ・イングリッシュは正統的で、
間違いのないチョイスではないかと感じます。
また出てくる会話も日常会話が多いので、
英語の学習にはもってこいの一本だと思います。


2.いまを生きる(原題:Dead Poets Society)


http://www.imsdb.com/scripts/Dead-Poets-Society.html

原題は「死せる詩人の会」といったところでしょうか。
これも素晴らしい映画です。
名門校の生徒たちと教師が主な登場人物ですので、
特に学生さんには身近に感じられる会話も多いのではないでしょうか。
シェイクスピア劇のシーンもあるので、そのあたりも勉強になると思います。


3.グッド・ウィル・ハンティング / 旅立ち(原題:Good Will Hunting)


http://www.imsdb.com/scripts/Good-Will-Hunting.html

「いまを生きる」に続いて、こちらもロビン・ウィリアムスの出演作品です。
数学に天才的な才能を持つ青年ウィルと、
彼をサポートするカウンセラー、ウィルの友人、
と主に3人の登場人物の対話を軸に、物語が進んでいきます。
特にカウンセラー役のロビン・ウィリアムスのセリフが心に響くものばかりで、
いつか誰かとこんな話をしてみたいなあ、と憧れてしまう一本です。


4.サイドウェイ(原題:Sideways)


http://www.imsdb.com/scripts/Sideways.html

物語自体は非常に淡々としています。
大きな事件があるわけでもなく、
大人の男女がワインを飲んだり、ピクニックに行ったりと、
それぞれにドラマはあるのですが、
ハラハラドキドキといったものではなく、ゆるやかな映画です。
ただ食とお酒(ワイン)周辺の会話がとても多く、
食事の席での会話を学ぶのに、なかなか適しています。
食事の席で使える会話が網羅された映画って、意外に少ないように感じるので、
そういう意味では貴重な作品だと思います。


5.マダム・イン・ニューヨーク(原題:English Vinglish)


https://www.scripts.com/script/english_vinglish_7678

インドで主婦をしていた女性が、
夫からアメリカに住む親族の手伝いを頼まれて渡米。

しかし英語が全く分からず、
学校で英語を勉強している我が子にまでバカにされ・・・。

さすがにこのままではマズいと、彼女は一念発起、
NYで英語学校に通い始めることに。

そこで出会う人たちとの触れ合いがあり、少しずつ英語も話せるようになり
段々とただ夫に従い、家族のためにだけ生きてきた彼女が変わり始めます。

これはリスニングというより、異文化の国に行き、英語を学び
一人の女性が輝いていくさまを見て、勇気をもらう作品
という感じでしょうか。

主演の女優さん(シュリデヴィ・カプール)、
すっごく可愛らしくて好きだったんですが
2018年に54歳の若さで他界されました。

でも彼女の美しさ、可憐さは永遠にフィルムに残っていますし
この作品から勇気をもらう人も、これからもずっと絶えないと思います。


6.ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)(原題:Before Sunrise)
7.ビフォア・サンセット(原題:Before Sunset)
8.ビフォア・ミッドナイト(原題:Before Midnight)







https://www.scripts.com/script/before_sunrise_3822

https://www.scripts.com/script/before_sunset_3823

https://www.scripts.com/script/before_midnight_51

この作品は出来れば、3部作で見るとよりグッと来ると思います。

タイトルを見ると

第一作は「Before Sunrise」→「夜明け前」
第二作は「Before Sunset」→「日暮れ前」
第三作は「Before Midnight」→「夜更け前」

これは、あるカップルの出会い(夜明け)から恋の最盛期(日暮れ)、
倦怠期(夜更け)までを長い時間軸で描いている作品で
アメリカ人男性とフランス人女性、二人の会話で物語が進行していきます。

この会話が良いんです・・・男性は作家なので言葉のプロ、
女性はフランス人なので、英語のネイティブではありませんが
とてもチャーミングで洒落たやりとりが続きます。

旅先で本当に、こんな出会いを体験した人もいるのかも・・・
特に第一作目はとてもロマンティックです。

2人の会話の分量が多く、イーサン・ホークは早口なのでちょっと疲れますが(笑)
あらゆる会話のパターンが学べる作品になっていると思います。


9.パディントン(原題:Paddington)


https://www.scripts.com/script/paddington_15484

「くまのパディントン」の実写映画で、子供向け作品かなと思いきや
大人も普通に楽しめます、そしてパディントンが可愛い~んです(笑)。

彼はペルーの山奥からロンドンに出てくる前に、
古典本できちんと英語を勉強してきていますので
とても正しく丁寧な英語を話すのです(そして普通に声がステキ・笑)。

このパディントンの声を担当したのは、ベン・ウィショー、
007「スカイフォール」でQ役をやった人で
パディントンを家に受け入れるお父さん役はヒュー・ボネヴィル、
「ダウントン・アビー」のグランサム伯爵です。

ご両人とも綺麗な英語なので、とても参考になりますし
子供向けでもあるので、セリフも割と易しく聞き取りやすいと思います。


10.キングスマン(原題:Kingsman: The Secret Service)


https://www.scripts.com/script/kingsman%3A_the_secret_service_1183

ロンドンの下町育ちで、チンピラとの諍いに明け暮れていたエグジーはある日、
意外な縁から世界の難事件を解決するスパイ組織「キングスマン」の候補生に選ばれる。

他のエリート候補生たちから出自を理由にバカにされつつも
エグジーは厳しい訓練をくぐり抜け、先輩エージェント・ハリーの教えを受け
一人前の「キングスマン」に成長、世界を危機から救う戦いに挑むこととなる。

最初はチンピラ崩れの青年だったエグジーが
ハリーの指導のもと、どんどん洗練されていき
それにつれ言動や言葉遣いも変わっていきます。

ハリーは常々エグジーに Manners maketh man「礼儀が人を作る」と言い
(maketh は make の三人称単数現在の古い形)
男を紳士たらしめるのは、生まれや家柄ではないのだと教えます。

またエグジーの下町兄さん英語と、ハリーの上流英語、
そしてその上流英語を徐々に身に着けていくエグジー。

一口に英語といっても、属する階級で違いがあることが分かります。

冒頭はしぐさも話し方もいかにも下町の兄さん、という感じのエグジーが
訓練を経て、まるで別人のように磨かれていくさまは、
努力すれば人はいつからでも変われるんだなと思わせてくれます。


というわけで・・・
まだまだ素晴らしい作品はたくさんあると思いますが、今回はここまで。

また良い作品を見つけたら、追加していきます!

よろしかったら参考にしてくださいね。

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