ホワイトカラー シーズン4 第10話より:
mind if~?
~しても良いですか?
サムの雲隠れ以来、関係がぎくしゃくしているピーターとニールだったが
そんな折、捜査官とコンサルタントのコンビとして検挙率トップを誇る二人の元へ
上層部から講演依頼が届く。
それは多くのFBI捜査官を前に、ピーターとニールがお互いについて語るというもので
講演ではお互い個人的な感情は抑え、順調に進行していたが、
その途中、不審な侵入者の通報があり、会合が中断される。
問題が起きたと聞き、ピーターが仲間に協力を申し出るシーンからです。
It appears that we have a security breach.
警備に問題が起きたようだ。(ピーターの仲間)
Really?
本当に?(ピーター)
Yeah, I’m headed there now.
ああ、今から対応に向かうよ。(ピーターの仲間)
Mind if I join?
私も協力しても?(ピーター)
This is new york city, my jurisdiction.
ここはNY市、うちの管轄区だ。(ピーター)
breach は「侵害、違反、裂け目」ということで
security breach は「警備の穴(裂け目)」といった解釈になります。
そして mind if~? は「~しても良いですか?」と相手に許可を求める訊ね方で
これは Would you(もしくは Do you)を省略した形の言い方です。
注意したいのはこう聞かれた時の答え方で、
mind if~? は、日本語だと大概「~しても良いですか?」と訳されますので
その感覚で「はい、良いですよ」つまり Yes と答えてしまうと、
それは「やめて下さい、許可できません」という意味の返答になってしまう点です。
これは mind if~ の例文を直訳で見ると分かりやすいのですが、
Mind if I smoke?
タバコを吸ったら気にされますか?
というのが原文の意味なので、許可するなら No、止めて欲しいなら Yes、つまり
Not at all. / Be my guest.
いいえちっとも。/ ご自由にどうぞ。
Yes I mind. / Yes, sorry.
ええ気にします(ので止めて下さい)。/ はい、ごめんなさい(止めて下さい)。
という感じになります。
これは日本人だけでなく、多くの他国の英語学習者も混乱するポイントの一つらしいですよ。