ホワイトカラー シーズン4 第16話より:

hold (all) the cards
極めて有利な立場にある、万全の手を打っている


一方ニールはプラットが51階をレンタルしたことを知り、
全く別の計画を進めていた。

その計画とは、プラットが持っているフロア専用のカードキーを
モジーの特製デバイスで相手に気づかれぬよう、コピーするというもの。

しかしそのためには、カードキーを所持しているプラットのそばに
デバイスを隠し持って数十秒間居なければならない。

そしてその役をサムが買って出る。

彼が積年の恨みを面と向かってぶつける間に、カードキーをコピーしようと言うのだった。

万全の準備を整えてプラットに近づくニールとサム。

少なくとも会話を数十秒持たせるために、プラットに断られることを承知で
共同で箱を手に入れようと提案するニール。

We propose we get the evidence together.
俺たちと一緒に箱を見つけないか。(ニール)

You destroy what you need, we destroy what we need.
そしてお互いに不利な証拠を抹殺するってのはどうだ。(ニール)

(中略)

I hold the cards.
私の方が有利な立場だ。(プラット)

You’ve got nothing. No deal.
お前たちには何もない。交渉は不成立だ。(プラット)


hold (all) the cards は直訳すると「全てのカードを持つ」
それが転じて「極めて有利な立場にある、万全の手を打っている」という意味になります。

これはもともとトランプゲームから派生したイディオムで
全ての良い手を持つ物はゲームに勝つ、というセオリーから来ているようです。

怒りのあまり、あと一歩でプラットを殴り倒しそうだったサムもどうにか自制して
3人は首尾よくカードキーのコピーを成功させます。



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