ブレイキング・バッド シーズン1 第1話より:

at that(this) stage
目下のところ、現段階では


ウォルターの妻・スカイラーは妊娠中。

彼女は日々家庭を切り盛りしながら、作家デビューを目指している。

家事の合間を縫って、出来の良い短編がいくつか仕上がったら
それを出版社に売り込みに行くつもりだ。

しかしそれを聞いたスカイラーの妹・マリーは
今どきは長編小説の方が売れるのではと彼女にアドバイスをする場面からです。

優秀な麻薬捜査官・ハンクを夫に持つマリーは
若干上目線で姉夫婦に口を挟んでくる、少しおせっかいな気があり
スカイラーはそんな妹が時折うとましい・・・といった空気が垣間見えるシーンです。

I just thought a novel would be easier to sell.
私が思うに長編小説の方が売れるんじゃないかしら。(マリー)

Yeah, well, maybe so.
ええ、まあ、そうかもね。(スカイラー)

Ever want me to read anything, I could critique it for you.
なんなら私が読んで感想を言ってあげるわよ。(マリー)

No. I mean, I’m not at that stage where I… no.
結構よ、いえつまり、まだそんな段階に達してないし・・・駄目よ。(スカイラー)

Open offer.
好きにして。(マリー)


a novel「長編小説」、スカイラーが書きたいのは a short story「短編小説」です。

critique 「(文学作品などの)批評、評論」。

critique のように語尾の発音が「ク」でスペルが que の場合、
フランス語(ラテン語)が語源の単語であることが多いですが
これもそのうちの一つのようです。

そして at that(this) stage は「その(現)段階」、
人に見てもらうような作品はまだない、読んでもらう段階ではない、ということですね。

次のマリーのセリフ、open offer は金融用語では「株主優先募集発行」、
つまりAと言う会社が新株を発行する際に、すでにこの会社の株主である人が
一般公開より前に新株を引き受けられる(大抵の場合有利な)権利のことです。

このセリフは字幕では「好きにして」となっていて、多分金融用語の「一般公開前の優先権」と、
open「無邪気な、他意のない」offer「申し出」=「ただ言ってみただけだから、好きにして」という
2つの意味をかけたのではないかと思います。

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サエない化学教師・ウォルターの人生逆転計画


身重の妻と障害を持つ息子のため、昼は高校の化学教師、夜は洗車場でアルバイトをしているウォルターは、時には落ちこぼれの教え子の高級車を洗わされることもあるキツイ生活を送っている。

それでも真面目に黙々と頑張ってきた彼に、ある日末期の肺ガンが発覚する。

そして自分の余命が長くないことを悟ったウォルターは、遺される家族が安心して暮らせるよう、人生の残り時間を使って大金を稼ごうと決心する。

果たしてその方法とは、自分の化学知識を結集して最高の合成麻薬(メタンフェタミン)を作り、それを元教え子でドラッグディーラーのジェシーにサバかせるというもの。

死を目前にしたウォルターの執念は、宣言通り最高のメス(メタンフェタミンの略称)を生み出し、ジェシーと共に大金を手にしていくが、やがて彼の作り出すメスはウォルターの義弟で凄腕の麻薬取締捜査官のハンクや、地元の有力ギャング、不良弁護士、闇の大物密売人など、あらゆる人物を巻き込みながら、ウォルター自身も予測出来ない Breaking Bad「道を外れる」事態へと彼を導いてゆくのだった。



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見ているだけでthの発音がよく分かる珍しい作品


ウォルターとジェシーの「金のなる木」であるメタンフェタミン(Methamphetamine)は通称メス(Meth)と言い、これが物語の核を握っているため、劇中で何回も Meth という言葉が登場します。

字幕には「メス」と出てくるんですが、この単語の発音はご存じの通り「ス su」ではなく、日本人にとっては苦手な th です。

この発音が一話の中に何回も出てくるので、th の発音や聞き取りに有効なレッスンになりますし、男性女性、老若男女、ありとあらゆる人たちの th の音が聞けますので、自分に近い人の th 発音は良い参考になるだろうと思います。



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