ブレイキング・バッド シーズン2 第6話より:
I hate to say it, but~
言いにくいことなんですが~
ウォルターが復職した学校から息子と帰ってくると
彼の旧友エリオットの妻・グレッチェンが家を訪ねてきていた。
彼女の顔を見て、ウォルターは内心うろたえる。
それは自分の高額な治療費の出所をごまかすために、
エリオット夫妻が援助してくれていると家族に嘘をついているためで
この嘘に関して彼女は何も知らないのだった。
しかも息子が彼女に援助のお礼を述べてしまう。
当然グレッチェンには身に覚えのない話だが、何か事情があると察した彼女は
その場をひとまず取り繕ってくれるというシーンからです。
Thank you so much for what you’ve done for my dad.
父にしてくださったこと、本当にありがとうございました。(ジュニア)
It was a really good thing.
とても感謝しています。(ジュニア)
You’re very welcome.
そんなこといいのよ。(グレッチェン)
(中略)
You know what? I hate to say it, but I really need to get going.
ねえ、言いにくいんだけど、私もう行かなくちゃ。(グレッチェン)
That’s too bad. You can’t stay for dinner?
それは残念だわ。夕食を一緒にどう?(スカイラー)
I wish I could, but unfortunately I have to try to beat the traffic.
そうしたいんだけど、渋滞にはまってしまうから。(グレッチェン)
I hate to say it, but~ は「言いにくいことなんですが~」ということで
今回のように集まりの途中で帰るときなどに聞くフレーズです。
このとき but の後に続くのは、嫌だけれどもせねばならない事、言わねばならない事、
今回であれば“おいとまします”ということです。
他にも
I hate to say it, but maybe we need to cut back on our food budget.
言いたくないけど、ちょっと食費を切り詰めないといけないかも。
I hate to say it, but I’m allergic to nuts.
残念ながら、ナッツにアレルギーがあるんです。
というように、色々な事柄にあてはめられます。
一番目は夫婦か同棲カップルの会話という感じですが
特に二番目のような、何か食品アレルギーなどがある場合は、
好意で奨めてくれた食事やお菓子でも断らざるを得ないので
こんなワンクッション置いた言い回しを覚えておくと便利ではないかと思います。
I wish I could 「そうできたら良いんだけど」も
こういった場面ではよく登場するフレーズです。
結構こういった礼儀をふまえた断り方、帰り方で使える英会話って
必要な時がありますよね。
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