ブレイキング・バッド シーズン2 第9話より:

Make hay while the sun is still shining
好機を逃すな(諺:陽のあるうちに干草を作れ)


定期健診を受けに行ったウォルターは
正式な医師の診断を待っていたが、自分では治療経過が思わしくない予感を持っていた。

そこで自分の残り時間が少ない場合を考えて
弁護士・ソウルのオフィスに資産管理の相談に出向く。

ソウルは待ってましたとばかりに
彼が裏ビジネスで稼いだ現金の洗浄を引き受けることにするが
その額が予測より大分少ないことに驚く。

そして余命があるうちにもっと稼くべきだと
ウォルターをたきつけるシーンからです。

How much money are we laundering?
それで幾らくらい資金洗浄を?(ソウル)

At this time, $16,000.
今のところは1万6000ドルほど。(ウォルター)

(中略)

You just left your family a secondhand Subaru.
それじゃ中古のスバルを買うのがせいぜいだろう。(ソウル)

We’ll just have to cook more, a lot more.
もっとメスを作るべきだな、もっともっと。(ウォルター)

That’s my legal opinion.
弁護士として私も同意見だ。(ソウル)

Make hay while the sun is still shining.
「陽のあるうちに干草を作れ」って言うだろう。(ソウル)


Make hay while the sun is still shining は「陽のあるうちに干草を作れ(仕事をしろ)」ということで
これは「好機を逃すな」という意味の諺で
省略して make hay と使われることもあるようです。

その hay は「干草」、そして hay fever というと「花粉症」のことですね。

ウォルターはこの時点で自分の余命を数週間だろうと見積もっていて
自分の死後、家族が問題なく暮らしていくには70万ドルくらい必要だと計算しているので
現時点で68万ドルほど足りない状態・・・。

せっかく法を破ったというのに、思うようにお金が貯まっていないのです。

ここで改めて自らの崖っぷち具合を確認したウォルターは
残りを1ヶ月足らずで稼ぎ出すべく、ここから怒涛の攻めに転じていきます。



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