ブレイキング・バッド シーズン4 第1話より:
right as rain
すっかり元気になって、全く問題なし、完璧に正しい
自分たちの生き残りを賭けて、ガスと直談判を行った結果
どうにか“処分”をまぬがれたウォルターとジェシー。
ウォルターはガスの部下らに拉致されていたので
自分の車は家族の住む家の前に置きっぱなしになっていた。
彼がハードな一夜が明け、タクシーで家に戻ると自分の車が見当たらない。
するとスカイラーが家から出てきて、
ウォルターの車は息子の目につかない場所に停めてあると言うのだった。
Junior was about to get up and he would have seen it,
ジュニアがそろそろ起き出して、あなたの車を目にすると思って、(スカイラー)
so I wanted to avoid a lot of questions.
色々聞かれないようにしたかったの。(スカイラー)
(中略)
You okay?
大丈夫?(スカイラー)
Yeah. Right as rain.
ああ。全く問題なしだ。(ウォルター)
he would have seen it の it はウォルターの車のこと。
avoid 「回避する、避ける」。
そして right as rain は「すっかり元気になって、全く問題なし、完璧に正しい」という意味なんですが
直訳すると「雨のごとく正しい」、不思議なイディオムですね。
この由来には諸説あるようですが、一説によるとはるか昔、人々の暮らしぶりが
その年の農作物の出来不出来に大きく左右されていた時代に生まれた表現のようです。
当時の人々にとって雨が降れば豊作が期待できる、すなわち雨は良いこと、正しいこと、
そういったところから right as rain という表現が発したという話です。
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