ブレイキング・バッド シーズン4 第2話より:

be in the same boat
お互い様、境遇を共にする、運命共同体


どうにかガスの怒りをやり過ごし、彼のラボで働き続けているウォルターだが
ガスは見せしめのつもりか、ウォルターとジェシーの目の前で部下の喉を切り裂いた。

その光景はウォルターに、まだまだ身の危険は去っておらず
ガスはいつでも自分を葬ることが可能であることを実感させる。

そこでウォルターは自衛のために、密かに銃を携行し始めるが
そのことに気づいたガスの部下・マイクがウォルターに話をする場面からです。

So what’s with the piece?
で、そいつは何のマネだい?(マイク)

Right hip inside your waistband.
あんたの右側の腰に下げてるやつは。(マイク)

(中略)

You wear it if it makes you feel better,
あんたがそいつを持ってて安心出来るなら構わんよ、(マイク)

but if push comes to shove, it’s not going to help.
だがいざという時にゃ、そいつは役に立たんよ。(マイク)

Mike, do I have to come right out and say this?
マイク、私にはっきり言わせたいのか?(ウォルター)

You and I, we’re in the same boat.
私たちは運命共同体なんだぞ。(ウォルター)


if push comes to shove 「いざという時には」。

come (right) out and say 「はっきりと言う、思い切って言う」。

そして be in the same boat は直訳すると「同じ船に乗る」、
それが転じて「お互い様、境遇を共にする、運命共同体」という意味になります。

これは日本語でも同じような意味で使うことがあるので
イメージがしやすいイディオムですね。

ここでウォルターが言っているのは、
いつ自分たちもあの男と同じ目に遭うか分からない、
自分だけでなく、マイクだっていつガスに“処分”されるか分からないのだから
ガスから身を守るために出来ることはやるべきだ、というわけです。



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