ブレイキング・バッド シーズン4 第8話より:

run into
ばったり会う、偶然出くわす


ゲイルとガスの間に何か関係があるという、ハンクのクレイジーな推測は
事件現場から検出されたガスの指紋により裏づけられる。

そこで任意でガスを呼び、ゲイルとの繋がりについて問うと
ガスは自分が支援していた奨学金制度で、
かつてゲイルの進学をバックアップしていた関係であると明かす。

以来、ゲイルと連絡を取り合うことはなかったが
事件の数週間前にゲイルの方からガスを訪ねてきたのだと言うのだった。

I hadn’t seen Gale for years until I ran into him a few weeks ago.
もう何年もゲイルには会っていませんでした、数週間前にばったり会うまで。(ガス)

Ran into him where?
どこで会った?(ハンク)

At the restaurant.
私の店で。(ガス)

Uh, well, “ran into” isn’t quite accurate,
というか「ばったり会った」というのは正確ではありませんね、(ガス)

as I assume he came by to re-establish contact with me.
彼が私との交流を復活しようと思って来たようでしたから。(ガス)

We caught up briefly.
簡単にお互いの近況報告をして。(ガス)

He invited me to dinner the following night, and I accepted.
彼に夕食に招かれ、私はそれに応じたんです。(ガス)


run into は「ばったり会う、偶然出くわす」。

accurate 「正確な、的確な」、establish 「(関係などを)成立させる」。

catch up 「追いつく」、briefly 「簡単に、手短に」、
caught up briefly は「簡単に追いつく」、数年ぶりに会ったガスとゲイルがお互いに追いつく
つまり「近況報告をし合う」という解釈になります。

この指紋は実際には、ガスがゲイルとラボの建設について打ち合わせた時のもので
彼は全くのウソをしゃべっているわけですが、
ハンクらが握っている証拠と見事に辻褄を合わせ、堂々とこの場を切り抜けます。

ガスの物腰はとても柔らかで丁寧なんですが、それだけに手ごわく油断のならない相手で
シーズン4の主役は正にこのガスと言っても良いほどの存在感を示します。



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