ゴシップガール シーズン2 第7話より:

stoop so(that) low
さもしい真似をする、成り下がる


ダンの親友・ヴァネッサはいま、
取り壊しの危機に遭っているNYの歴史あるバーの保存運動に傾倒している。

彼女はバーを維持保存するには多額の資金が必要だとして
NY一のお金持ち学校に通うダンに、
資金協力してくれそうな人を学内で募って欲しいと頼み込む。

だがダンはそのプランが上手く行くとは思えないと消極的。

そこでヴァネッサは、あるネタを使ってブレアを動かす事を思いつき
早速彼女に会いに行くことに。

I can make you help me, you know?
あなたはあたしを助けるわよ、そうでしょ?(ヴァネッサ)

Oh, it makes jokes, too.
ふん、笑わせるじゃないの。(ブレア)

Everyone knows that you and Marcus broke up, but no one knows why.
あなたとマーカスが別れた事は皆知ってる、でも理由は誰も知らないよね。(ヴァネッサ)

…Even you wouldn’t stoop that low.
・・・まさかあんたがそこまで成り下がるとはね。(ブレア)

Blackmail seems to work so well for you, so maybe I’m missing out,
あなたには脅しが一番効きそうだもん、忘れるところだった、(ヴァネッサ)

now that we’ve established that I own you.
今はあたしがあんたを動かせるのよね。(ヴァネッサ)


stoop so(that) low は「さもしい真似をする、成り下がる」。

元々 stoop に「成り下がる、落ちぶれる」という意味があり
それに so(that) low 「そんなに下まで」が加わって「さもしい真似をする」となります。

miss out 「(チャンス、機会等を)逃す、失う」。

establish 「設立する、定める、定着させる」。

ヴァネッサとブレアの間で何を、どんな関係が新たに定められたのかというと
that I own you(私があなたを所有する関係)。

これはつまり、ヴァネッサがブレアを動かせる関係、
彼女の言う通りにブレアが動く関係を意味しています。

own「所有する」と考えると、まるで奴隷みたいで穏やかではありませんが
要は「その人の上役になる」とか「指示に従わせる立場になる」という意味で
ここではヴァネッサがブレアの上役、ボスだからね、というわけです。



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